プリント回路基板検査

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プリント回路基板検査

アプリケーションのタイプ 検査
画像の特性 モノクロ
マシンビジョンツール パターンマッチング

プリント回路基板検査の例では、パターンマッチング関数を使用してPCBコンポーネントの有無と、存在する場合は正しい位置にあるかどうかを決定して、検査範囲を有効なコンポーネントのテンプレートに一致させます。このアプリケーションはシフトに影響されないマッチングを使用して方向付けられたコンポーネント(ダイオード)を検査し、回転に影響されないマッチングを使用して、複数の方向で表示される場合がある方向付けられたコンポーネント(抵抗器)を検査します。

パターンマッチング―PCBの画像で特定のダイオードコンポーネントを検出します。コンポーネントを検出するために使用されるテンプレートは、その検出処理に必要なコンポーネントの関連部分のみ含まれるように選択されます。これにより、コンポーネントの背景の変化による不一致または不正確な位置の問題などを防ぐことができます。

ダイオードの方向は検査プロセスにおいて重要であるため、ダイオードの検出にはシフトに影響されないパターンマッチングを使用します。ダイオードが存在するが、方向が不正確な場合、パターンマッチング関数はダイオードを検出せず、検査は不合格になります。

検査プロセスを開始する前にダイオードの位置を予測できるため、ダイオードの位置の周辺に検索領域を指定することができます。こうすることで、パターンマッチングプロセスの速度が向上します。

パターンマッチング―PCBの画像で特定の抵抗器コンポーネントを検出します。コンポーネントを検出するために使用するテンプレートは、検出に必要なコンポーネントの関連部分の1つが含まれるように選択されます。これにより、コンポーネントの背景の変化による不一致または不正確な位置の問題などを防ぐことができます。

抵抗器の方向は検査プロセスにおいて重要ではないため、抵抗器の検出には回転に影響されないパターンマッチングを使用します。抵抗器がどの方向にも存在する場合、パターンマッチング関数は抵抗器を検出します。抵抗器が画像に存在しない場合のみ、検査は不合格になります。

検査プロセスを開始する前に抵抗器の位置を予測できるため、ダイオードの位置の周辺に検索領域を指定することができます。こうすることで、パターンマッチングプロセスの速度が向上します。