カラーの位置
カラー画像内にカラーの位置を見つけます。
メインタブ
以下のコントロールは、メインタブで使用できます。
- ステップ名―ステップに付ける名前。
- 関心領域を再配置―有効な場合、ステップは、前回のステップで作成した座標系に基づいて関心領域を動的に再配置します。
- 基準座標系の基点―関心領域（ROI）をリンクしたい座標系。
テンプレートタブ
以下のコントロールは、テンプレートタブで使用できます。
- テンプレート画像―テンプレートとして使用する画像。
- テンプレートのサイズ
- 幅―ピクセル単位で表されたテンプレートの幅。
- 高さ―ピクセル単位で表されたテンプレートの高さ。
- 白と黒を無視
- 無効―検索段階で白と黒のピクセルが無視されないように指定します。
- 黒を無視―検索段階で黒のピクセルが無視されるように指定します。
- 白を無視―検索段階で白のピクセルが無視されるように指定します。
- 白と黒を無視―検索段階で黒と白のピクセルが無視されるように指定します。
- 彩度しきい値―同じ色相値の2つの色を区別するためのしきい値を指定します。彩度しきい値についての詳細は、『NI Vision Concepts Manual』を参照してください。
- テンプレートを作成—選択したROIを学習してテンプレート画像ファイルとして結果をファイルに保存します。
- ファイルからロード―テンプレート画像ファイルを参照できるダイアログボックスを起動して、そのファイルを検出テンプレートとして指定します。
- テンプレートパス―テンプレート画像ファイルの場所を表示します。
設定タブ
以下のコントロールは、設定タブで使用できます。
- 検出する一致数—カラーの位置関数で返される有効なマッチ数を指定します。
- 最小スコア―テンプレートのインスタンスが有効なマッチとみなすことが可能な最小スコアを指定します。この値は、1000のスコアが完全なマッチを示す、0〜1000の範囲になります。
- 検索方法—検索段階で画像の色の特徴がどのように使用されるかを指定します。検索方法には以下の3つの方法があります。
- 精度優先（デフォルト）―最小ステップサイズ、サブサンプリング因数2、およびテンプレートに存在するすべてのカラー情報を使用して、テンプレートを検索します。精度優先の方法は、低下する可能性がある速度で、画像内のテンプレートを検索する最も信頼性の高い方法です。
メモ 画像内で複数のマッチ間の間隔が非常に小さい場合、精度優先を使用します。 - バランス―「やや速度優先」と「精度優先」間の値を使用します。
- やや速度優先―「中間」と「速度最優先」間の値を使用します。
- 速度最優先―最大ステップサイズ、最大サブサンプリング、およびテンプレートから最も顕著な色のみ使用して、テンプレートを検索します。テンプレート内の色がほとんど均等で、テンプレートと背景のコントラストが明確、および画像内の異なるテンプレート間の間隔が大きい場合、この方法を使用します。画像内でテンプレートを検索する方法としては、速度最優先が最も速い方法です。
ヒント 検索領域は、四角形ツールで画像上にROIを描画することで指定できます。検索領域を指定すると、カラーの位置関数の速度と信頼性が向上します。
- 精度優先（デフォルト）―最小ステップサイズ、サブサンプリング因数2、およびテンプレートに存在するすべてのカラー情報を使用して、テンプレートを検索します。精度優先の方法は、低下する可能性がある速度で、画像内のテンプレートを検索する最も信頼性の高い方法です。
- カラー感度―画像のカラー感度のレベルを指定します。デフォルトは低感度です。
- カラースペクトル—テンプレートに関連付けられたカラー情報を表します。
結果
画像内でテンプレートを検索した後、以下の情報を表示します。
- 中心のX座標―テンプレートとマッチする各ブジェクトのX座標。
- 中心のY座標―テンプレートとマッチする各ブジェクトのY座標。
- スコア―各有効なマッチスコア。スコアの値は、1000のスコアが完全なマッチを示す、0〜1000の範囲になります。