異質錠剤検査
アプリケーションのタイプ | 分類 |
画像の特性 | カラー |
画像処理ツール | カラー2値化;、演算;、粒子解析; |
異質錠剤検査の例では、錠剤のサンプルに異質の錠剤が含まれているかどうかを検出します。このアプリケーションは、カラー2値化を実行して、すべての錠剤を背景から分離して、カラー2値化をもう1回実行して、サンプル内の正しい色の錠剤を他の錠剤から分離します。次に、最初に2値化した画像を2回目に2値化した画像から減算して、異質の錠剤を検出します。
コピーを(1)へ追加―後で使用できるように、元の画像のコピーを画像バッファに格納します。画像はバッファ#1に格納されます。
カラー2値化: 手動―カラー画像を2値化して、画像のすべての錠剤を背景から分離します。HSLカラースペースで画像にカラー2値化が適用されます。結果画像では、すべての錠剤とノイズ粒子が背景から分離されます。
画像バッファ: コピーを(2)へ追加―すべての錠剤を含むバイナリ画像を画像バッファに格納します。画像はバッファ#2に格納されます。
画像バッファ: コピーを(1)から回収―画像バッファのバッファ#1から元のカラー画像を回収します。
カラー2値化: 手動―カラー画像を2値化して、すべての正しい色の錠剤を画像のその他の部分から分離します。HSLカラースペースで2値化画像にカラー2値化が適用されます。正しい色の錠剤の色相値は、230〜255(赤)の範囲内になります。結果のバイナリ画像では、すべての正しい色の錠剤とノイズ粒子が背景から分離されます。錠剤に対応する粒子に穴がある場合があります。
上級モフォロジー: 穴埋め―正しい錠剤に対応する粒子の穴を埋めて、バイナリ画質を向上させます。
画像バッファ: コピーを(3)へ追加―正しい錠剤の粒子を含むバイナリ画像を画像バッファに格納します。画像はバッファ#3に格納されます。
画像バッファ: コピーを(2)から回収―画像バッファのバッファ#2からすべての錠剤を含むバイナリ画像を処理用に回収します。この画像がアクティブ画像になります。
演算子: 減算―すべての粒子を含むバイナリ画像から正しい錠剤の粒子を含むバイナリ画像を減算します。減算演算によって、処理中のバイナリ画像からバッファ#3に格納された画像が減算されます。結果画像には、異質の錠剤に対応する粒子と他のノイズ粒子が背景に含まれます。
基本モフォロジー: オブジェクトの収縮―画像に存在するノイズ粒子を削除します。すべてのノイズ粒子は2回の収縮操作内に削除されます。結果画像には、画像内の異質の錠剤に対応する粒子が含まれます。
上級モフォロジー: 小さいオブジェクトを削除―粒子解析関数を使用して、異質の錠剤の位置を検出します。各粒子の重心の座標をは、画像内の粒子を検出するのに使用されます。