8 6 2 LANSA ADの概要

IBM i LANSA

8.6.2 LANSA/ADの概要

インポートの実行

新規にインストールされたシステムには、システム・フィールド、システム変数、テンプレートの完全なセットが提供されます。

それぞれの新しいLANSAバージョンでは、これらの最新バージョンとその他のLANSA定義が提供され、既存のLANSAシステムの保守や、新しい区画をセットアップするときに役立ちます。

アップグレード中に、区画の初期化を使用して、すばやく便利に定義をアップデートすることができます。ただし、LANSAシステムをアップグレードしたがこの手順を飛ばした場合は、インポートの説明とシステムでインポートが必要かどうかについて「初期化インポート」を参照してください。

新しい区画の作成

はじめてLANSAを使用する場合、またはLANSAファミリーの他の製品の1つを使用するためにLANSAを再度使用するようになった場合、開発用に少なくとも1つの区画を作成すると最適でしょう。区画の説明と新しい区画の作成方法は、『LANSA/AD入門』の「LANSA の区画」を参照してください。

ユーザーへの権限の付与

新しい区画を作成するか、LANSAメニューの新しい機能を使用する場合は、新しい機能を使用する権限をユーザーに付与する必要があります。必要な権限をユーザーに与えるには、QSECOFRまたは区画の機密保護担当者としてサインオンし、[保守]メニューで、オプション[2.メニュー使用権限の表示/変更]を選択します。リポジトリおよびLANSAアプリケーションの管理を簡単にするには、各個人ではなくグループ・プロファイルに対して権限を付与することをお勧めします。

現在は、Visual LANSAにメニュー権限が用意されました。スレーブVisual LANSAシステムはIBM iマスターから構成されます。