7 1 タスク IBM i上でのJavaサービス マネージャーの構成

IBM i LANSA

7.1 タスク:IBM i上でのJavaサービス・マネージャーの構成

LANSA Integratorをインストールした後、デフォルトのインスタンス値が適切であることを確認する必要があります。

開始前に

  • Javaサービス・マネージャー・ライブラリに作成されている作業管理オブジェクトを確認します。
    ライブラリ(デフォルトのJSMLIB)は、Javaサービス・マネージャーが使用するオブジェクトをインストール、保管する時に作成されます。このライブラリには、JSMサブシステム記述およびJSMジョブ記述などの多くの作業管理オブジェクトが含まれています。

      Java サービス・マネージャーをインストールするときにLANSAプログラム・ライブラリを指定した場合は、作業管理オブジェクトを調整して正しいLANSAライブラリを使用します。

ステップ1. ADDLIBLE JSMLIB

ADDLIBLE LIB(<jsmlib>)(JSMLIBなど)コマンドを使用して、JSMライブラリをライブラリ・リストに追加します。

ステップ2. Go JSM

GO JSMコマンドを使用して、Javaサービス・マネージャーのアドミニストレータメニューを呼び出します。

ステップ3. 構成値の確認

JSMインスタンス・ディレクトリの*DEFAULT値を確認して、その位置がJSMマネージャの復元先のディレクトリと 同じであることを確認します。

DSPDTAARA DTAARA(JSMMGRDTA)

 

Data area . . . . . . . :   JSMMGRDTA  

Library . . . . . . . . :   DEVJSM   

Type  . . . . . . . . . :   *CHAR      

Length  . . . . . . . . :   50         

Text  . . . . . . . . . :   JSM Manager Configuration          

                

Offset      *...+....1....+....2....+....3....+....4....+....5 

     0      '/LANSA_<jsmlib>/jsm/instance 

         '

JSMClientホストのデフォルト値とポート値を確認します。この値はmanager.propertiesファイルのtcp.interfaceおよびtcp.portのエントリーと一致している必要があります。

DSPDTAARA DTAARA(JSMCLTDTA)

 

Data area . . . . . . . :   JSMCLTDTA     

Library . . . . . . . . :     DEVJSM      

Type  . . . . . . . . . :   *CHAR         

Length  . . . . . . . . :   100           

Text  . . . . . . . . . :   JSM Client Configuration              

                   

Offset      *...+....1....+....2....+....3....+....4....+....5 

     0      'LOCALHOST:4560            '   

    50      'JSM     

                  '   

Javaサービス・マネージャアドミニストレータ・メニューのメニュー・オプション4.マネージャ・プロパティの編集を使用して、manager.properties ファイルの内容を表示します。

Edit File: /devjsm/instance/system/manager.properties

 

#             

# Java Service Manager configuration  

#             

tcp.port=4560 

tcp.backlog=20

tcp.interface=*all  

#             

console.tcp.port=4561    

console.tcp.backlog=5     

console.tcp.interface=*all     

 

*allというtcp.interface値は、マシン上のすべてのインターフェースという意味です。つまり、LOCALHOSTは有効です。

ステップ4. Javaサービス・マネージャーの最適化

LANSA Integratorのインストールの際にこのプロセスを実行していない場合、提供されたjarファイルをここで最適化する必要があります。

最適化プロセスはCRTJVAPGMコマンドを使用してJSM jarファイルからi5/OSオブジェクトを作成します。

それらのi5/OSオブジェクトは直接プログラム実行のためのJAVAコマンドに使用されます。

Javaサービス・マネージャーのアドミニストレータ・メニューの3. Javaサービス・マネージャの最適化オプションを使用してください。

なお、このジョブはバッチに送信されるため、長時間実行されるタスクになります。

これで、Javaサービス・マネージャーのインストールが完了しました。