3.1.4 通常インストールの確認
バッチ・ジョブの完了を示すメッセージが表示されたら、LANSAシステムを使用する前に結果のジョブ・ログQPJOBLOGを確認します。
インストールにEPCが付属している場合、EPCが適用され、EPCログが更新されます。
LANSAのアップデート・ジョブが完了したら、ジョブのスプール・ファイルを以下の通りに確認してください。
メッセージの確認
- ファイル名:QPDSPMSG
- ユーザー・データ:SUMMARYMSGおよびDETALMSG
及び、エラーの確認
必要なIBM iソフトウェアの確認
- ファイル名:QSYSPRT
- ユーザー・データ:DC@LOAD20
インストールが成功したら、最後に以下のメッセージが表示されます。
****選択された全てのLANSAコンポーネントが正常にインストールされました****
このインストールの正常終了のメッセージが表示されたかどうかにかかわらず、今後の参照のためにインストールで生成されたジョブ・ログは保持してください。
通常インストール・プロセスではいくつかの初期化インポートがインストールされます。これを正常に実行するには区画が複数言語対応に設定される必要がありますが、区画のこの設定は、インストール・プロセス中に自動的に実行されます。LANSA_CLNジョブでは、区画を複数言語非対応状態に戻します。LANSA_CLNが正常に実行されたかを確認してください。詳細は、「LANSA_CLNの確認」を参照してください。
LANSA/ADのインストールが正常に完了した場合は、「LANSA IBM iのライセンス」に進みます。
通常インストールとして、LANSA for the Webがインストールされた場合、必要に応じて、「LANSA for the Web アドミニストレータ」もインストールする必要があります。
QOTHPRDOWN ユーザー・プロファイル
インストールの際にQSECOFRの代わりにQOTHPRDOWNを使用した場合、QOTHPRDOWNプロファイルはSTRSBSコマンドを使用する権限を持たない場合があります。このため、以下のサブシステムは自動的にスタートしない可能性があります。
- LISTENER
- LANSA Integrator(インストールした場合)
サブシステムをスタートする適切な権限を持つユーザー・プロファイルを使用する必要があります(STRSBS)。
もしQOTHPRDOWNを製品所有者として使用しなかった場合、「QOTHPRDOWNプロファイルを使用しない場合」の手続きを実行しなくてはいけません。
通常インストールの失敗
以下のメッセージが表示されない場合は、
選択された全てのLANSAコンポーネントが正常にインストールされました
ジョブ・ログ内やワークステーションに送信された他のメッセージを読み、推奨されているアクションを完全に実行します。
ジョブ・ログを読むときは、必ず最後のページから逆方向に読んでください。先頭から読んでも、最初に記載されているエラーが問題の原因であると考えることはできません。
例えば、ほとんどのジョブ・ログには「lllllllll内でタイプttttttttttのオブジェクトxxxxxxxxxxが見つかりませんでした」と報告するエスケープ・メッセージが含まれます。ジョブ・ログを前から読み、この明らかに致命的で重大なメッセージで止まると、インストールが失敗した実際の原因を見逃します。この場合、インストール・ソフトウェアがオブジェクトの存在を確認するテスト時にこのエラーが発生します。致命的ではない場合は、インストールに関する問題は示されません。
問題の原因を明確に示しているメッセージを生成されたジョブ・ログで確認することなく、インストールを再実行しないでください。