10 3 2 LANSA電子メールのトレース機能

LANSA/ADでは、MSFによってメール・メッセージが処理されるときにそれらを追跡するため、MSFに登録できる出口ポイント・プログラムを提供します。LANSA電子メール・トレース機能プログラムを登録するには、以下の手順を実行します。

ステップ1

出口ポイントの登録情報を操作します。
以下のコマンドを入力します。

WRKREGINF EXITPNT(QIBM_QZMFMSF_TRK_CHG)

ステップ2

出口プログラムを操作するオプションを選択します。登録されている出口ポイント・プログラムがすでにある場合は、その詳細を書き留めておくことが重要です。これらの詳細はこの出口ポイント・プログラムを復元するときと場合に必要です。

ステップ3

LANSA電子メール・トレース機能プログラム(DCXP8711)を登録(追加)します。このプログラムは、LANSAプログラム・ライブラリ(通常、DCXPGMLIB)にインストールされます。以下のパラメータを使用します。

Add Exit Program (ADDEXITPGM)

Type choices, press Enter.

Exit point . . . . . . . . . > QIBM_QZMFMSF_TRK_CHG

Exit point format . . . . . > MSFF0100 Name

Program number . . . . . . . > 1 1-2147483647, *LOW, *HIGH

Program . . . . . . . . . . > DCXP8711 Name

Library . . . . . . . . . . > DCXPGMLIB Name, *CURLIB

Text 'description' . . . . . LANSA Email tracing____________

________

Additional Parameters

Replace existing entry . . . > *NO *YES, *NO

Create exit point . . . . . *NO *YES, *NO

F3=Exit F4=Prompt F5=Refresh F12=Cancel

F13=How to use this display F24=More keys

続く...

Add Exit Program (ADDEXITPGM)

Type choices, press Enter.

Exit program data:

Coded character set ID . . . *NONE Number, *NONE, *JOB

Length of data . . . . . . . 8 0-2048, *CALC

Program data . . . . . . . . TCMM0100

_____________________________________________________

Bottom

F3=Exit F4=Prompt F5=Refresh F12=Cancel

F13=How to use this display F24=More keys

ステップ4

トレースを開始するには、MSFジョブを再起動する必要があります。メッセージをトレースするときは、MSFジョブを1つだけ起動することお勧めします。

ステップ5

トレース・ファイルの内容を表示するには、アクティブなMSFジョブを検索して、スプール・ファイルを操作します。なお、スプール・ファイルはメール・メッセージがMSFに書き込まれるまで開かれません。

ステップ6

トレースが完了したら、登録ポイントからDCXP8711を削除します(前の出口ポイント・プログラムがある場合は、それを復元します)。

注:

バッファリングのため、最後のメッセージはトレース・スプール・ファイルに表示されないことがあります。検索しているメール・メッセージを表示できるようにするため、余分なダミー・メール・メッセージは送信する必要があるかもしれません。

トレース機能は、メール処理ジョブのパフォーマンスに大きく影響します。通常の操作時は、トレース機能を無効にしてください。