4 2 5 アップグレードの確認

IBM i LANSA

4.2.5 アップグレードの確認

バッチ・ジョブの実行が完了するまで、LANSA DVDは挿入したままにします。

インストールにEPCが付属している場合、EPCが適用され、EPCログが更新されます。

i5/OSコマンドCHGMSGQを使用して、指定されているメッセージ待ち行列をDLVRY(*BREAK)に変更し、送信後のジョブのメッセージを受け取ることを推奨します。例:

CHGMSGQ  DSP02 DLVRY(*BREAK)

LANSAのアップデート・ジョブが完了したら、ジョブのスプール・ファイルを以下の通りに確認してください。

  • ファイル:QPDSPMSG
  • ユーザー・データ:SUMMARYMSGおよびDETALMSG

及び、エラーの確認

アップグレードが成功したら、最後に以下のメッセージが表示されます。

  ****選択された全てのLANSAコンポーネントが正常にインストールされました****

 

このインストール・メッセージが表示されたかどうかにかかわらず、今後の参照のためにインストールから生成されたジョブ・ログは保持してください。

LANSAアップグレード・バッチ・ジョブの完了後、初期化オプションが選択されている場合は、ジョブLANSA_CLNが解放されていることを確認します。LANSA_CLNの詳細は、「LANSA_CLNの確認」を参照してください。

:このアップグレードのメッセージが表示されたかどうかにかかわらず、今後の参照のためにアップグレードで生成されたジョブ・ログは保持してください。

該当する場合は、「Integratorのアップグレードの確認」も参照してください。

もしQOTHPRDOWNを製品所有者として使用しなかった場合、QOTHPRDOWNプロファイルを使用しない場合の手続きを実行しなくてはいけません。

アップグレードの失敗

以下のメッセージが表示されない場合は、

  ****選択された全てのLANSAコンポーネントが正常にインストールされました****

 

アップグレードの失敗の原因を判断するため、アップグレードで生成されたジョブ・ログを読んでください。ジョブ・ログを読むときは、必ず後ろから逆方向に読んでください。先頭から読んでも、最初に記載されているエラーが問題の原因であると考えることはできません。

アップグレードの再開

いかなる状況でも、まずジョブ・ログで再開できるかどうかを明確に示しているメッセージを確認しない限り、アップグレードを再開しないでください。アップグレード・ジョブ・ログの末尾に印刷されている復元/再開の手順に従う必要があります。