ステップ3 リスナー レコードを操作する

IBM i LANSA

ステップ3. リスナー・レコードを操作する

リスナー・レコードを確認するには、構成項目の処理メニューのCOMMS_LISTENER_RECSを選択します。

リスナー・レコードの処理メニューが表示されます。

 

  LCOADMP404       Work with Communications Listener Records

 

  Type options, press Enter.

  2=Review/Change        4=Delete

 

                                    Prestart   Connection 

   Sel Comms Method               Session Jobs   Id 

   __  SOCKET                                1   4545 

 

 

 

 

  Object LCROUT.DAT in library QGPL now locked by this job.
  F1=Help  F6=Add/Create  F12=Cancel  F14=Messages

 

この画面にはLANSA通信エクステンション経路テーブルに保管されているすべてのリスナー・レコードが表示されます。

サポートされている通信方法ごとに1件のリスナー・レコードがあります。

システムに対してレコードが定義されている場合、コミュニケーションIDをメモします。このコミュニケーションIDは、必要に応じて、オプション2を使用して変更できます。

レコードが定義されていない場合は、追加/作成のF6キーを押します。

リスナー・レコードの追加画面が表示されます。

 

  LCOADMP411         Add Communications Listener Record

 

  Communications method . . . . . . . SOCKET                  

  Number of session jobs to prestart  _____1 

  Connection identifier . . . . . . . 4545                

  Cryptographic algorithm . . . . . . *NONE +

  Data compression . . . . . . . . . YES

Login timeout (seconds) . . . . . 10

TCP_NODELAY TCP/IP socket option .YES

TCP_KeepAlive TCP/IP socket option NO_

  Tracing Options

  Errors . . . . . . . _ External IPC calls . IPC data . . . . . . _ 

  Debug listener . . . _ Calls to CPIC . . .  _  Internal IPC calls . _

  CPIC data . . . . .  _ System info . . . .  _ Cryptographic info . _ 

 

  Logging Options 

  Connect in . . . . . _ Connect out . . . .  _ 

 

 

 

  F1=Help F4=Prompt F12=Cancel F14=Messages

 

以下の入力オプションは、リスナー・レコードの追加画面で必要です。

コミュニケーション方法

SOCKETを指定します。

事前開始通信ジョブ゙数

リスナー・ジョブで事前に開始されるセッション・ジョブ数を入力します。セッション・ジョブは事前に開始されます。これは、オペレーティング・システムがジョブを開始するのに必要な時間をなくすことによってクライアントから要求されてからの接続時間を短縮するためです。1〜9,999の正数を指定する必要があります。

接続の識別子

SOCKET(TCP/IP)の場合、これはリスナー・ジョブが接続要求をリスンするポート番号です。ブランクのままにすると、デフォルト値の4545が使用されます。ここで指定したポート番号に接続されるようにワークステーションを構成する必要があります。ブランクのままにすると、ワークステーションではデフォルト値の4545が使用されます。

暗号アルゴリズム

送信データの暗号化に使用する暗号アルゴリズムを指定します。最初は*NONE、つまり、暗号化なしを使用することをお勧めします。これは、LANSA通信エクステンションの以前のリリースと互換性があります。

データ圧縮

「はい」を指定するとLANSA通信エクステンションではデータが送信前に圧縮されます。これは、デフォルト値です。 

以下のデフォルトは変更しないでください。

Login timeout (seconds)

TCP_NODELAY TCP/IP socket option

TCP_KeepAlive TCP/IP socket option