4.1.4 アップグレード・プロセスの開始
QSECOFRまたはQSECOFRグループのプロファイルを使用する必要があります。他のプロファイルを使用したり、特別な権限を削除したりすると、アップグレード後のシステムのセキュリティや整合性が変更されます。
1. 開始する直前に、IBM iからサインオフします。再度サインオンしますが、このセッションからLANSAを起動しないでください。
2. LANSA IBM iソフトウェアDVDまたは1枚目のCD-ROMをIBM iドライブに挿入します。
3. 独立補助記憶域プール (IASP)を使用している場合には、SETASPGRPコマンドを呼び出すことで、IASPグループをセットする必要があります。(詳しくは、「独立補助記憶域プール (IASP)の使用」を参照してください。)
4. OS/400のコマンド行(CALL QCMD)で、以下のコマンドを入力してソフトウェアを復元します。
LODRUN DEV(*OPT)
LANSA インストール・プログラム画面が表示されます。
アップグレードオプションは、このプログラムがLANSAコンポーネントを検出した場合にのみ有効です。
5. 実際のアップグレード・ジョブの送信先のジョブ待ち行列名とライブラリを指定します。デフォルト値は、ライブラリQGPLのジョブ待ち行列QBATCHです。これがインストールで有効でない場合は、適切な名前に変更します。
注:アップグレードでは、新しいLANSAルート・ディレクトリが作成されます。デフォルトのディレクトリを使用することをお勧めします。
6. 4と入力してアップグレードを選択し、Enterキーを押します。
7. CD-ROMからロードする場合は、DVDとは異なり、適切な時点でLANSA IBM i ソフトウェア CD-ROMの2枚目を挿入するように求められます。一枚目のCDを取り出す前に、作業を続行するかどうかの確認画面が表示されます。
継続ならG、キャンセルするならCと入力して下さい。
インストールをキャンセルする場合には、インポートを全く行わずにインストールジョブが終了しますが、LANSAの基本システムのみは導入されます。このLANSAシステムを使用する場合は、[管理タスクからの処理]から[保守]メニューまたは[区画の初期化]オプションを使用して、インポート項目をインポートする必要があります。
「4.1.5 アップグレードするLANSAシステムの選択 」に進みます。