インストールされるオブジェクトの要約
LANSA IBM iインストール・プログラムでは、インストール中に選択したオプションに応じて、以下のオブジェクトの一部またはすべてをインストールします。
LANSA/AD(デフォルト)
- LANSAプログラム、データおよび通信用の以下の新規ライブラリが作成されます。
- DCXPGMLIB
- DCXDTALIB
- DCXMODLIB
- DCXCOMLIB
- QOTHPRDOWNユーザー・プロファイルが作成されます。
- LANSA/ADの区画機密保護担当者としてのDCXPGMLIBユーザー・プロファイル。
なお、この区画機密保護担当者にはLANSAシステム外での特別な権限はありません。このユーザー・プロファイル(または自分が選択したユーザー・プロファイル)には、リスナーが使用するIFSディレクトリに対する権限を与える必要があります。
- パスワード:LANSA
- 使用期限:No
- ジョブ記述:DCXJOBD
- 以下のLANSAディレクトリ・ツリー。
- /LANSA_dcxpgmlib(_dcxpgmlibはインストール中に選択された名前に置き換えられる)
- /LANSA_dcxpgmlib/connect - リスナーが使用
- /LANSA_dcxpgmlib/jsm - LANSA Integratorが使用
- /LANSA_dcxpgmlib/support - Aboutファンクションが、LANSAサポートが必要とする可能性のある保管ファイルを保管するために使用
- /LANSA_dcxpgmlib/tmp - 作業ディレクトリとして使用されるLANSAディレクトリ
- /LANSA_dcxpgmlib/webserver/images - LANSA for the Webが使用
- /LANSA_dcxpgmlib/webserver/servlet - LANSA for the Webが使用。現在は適用されない
- /LANSA_dcxpgmlib/webserver/www - HTTPサーバー用に使用
- 以下のRDMLXオブジェクト・ディレクトリ:
- /LANSA_dcxpgmlib/x_LANSA/source
- /LANSA_dcxpgmlib/x_LANSA/bin
- /LANSA_dcxpgmlib/x_LANSA/web
- /LANSA_dcxpgmlib/x_LANSA/x_SYS
- LANSA PASEオブジェクトがインストールされている場合は、以下のディレクトリが作成されます。
- /QOpenSys/LANSA_dcxpgmlib/
- 新しいリスナー構成ファイルはLANSA_dcxpgmlib/connectのIFSディレクトリに作成されます。
- リスナー用の新規サブシステムが作成されます。
- DCXPGMLIB
- リスナー用の新規のジョブ記述が作成されます。
- DCXLISTJQ
- リスナー用の新規のジョブ待ち行列が作成されます。
LANSA for the Web(デフォルト)
- 以下の新規の作業用ライブラリが作成されます。
- DCXWRKLIB
- 以下の新規のディレクトリがIFS上に作成されます。
- /LANSA_dcxpgmlib/webserver/images
- /LANSA_dcxpgmlib/webserver/servlet - 現在は適用されない
- 新しいHTTP構成インスタンスがDCXPGMLIBという名前で定義されます。
LANSA for the Web - Webサーバーのみ(デフォルト)
- LANSAプログラム用の以下の新規ライブラリが作成されます。
- DCXADMLIB
- DCXCOMLIB
- DCXWRKLIB
- QOTHPRDOWNユーザー・プロファイルが作成されます。
- 以下の新規のディレクトリがIFS上に作成されます。
- /LANSA_dcxpgmlib/webserver/images
- /LANSA_dcxpgmlib/webserver/servlet - 現在は適用されない
LANSA Integrator(デフォルト)
- Java サービス・マネージャーのオブジェクトがJSMLIBという名前の指定のライブラリに復元されます。
- QOTHPRDOWNユーザー・プロファイルが作成されます。
- Javaサービス・マネージャーのファイル用に新規ディレクトリのLANSA_dcxpgmlib/jsm/instanceまたはLANSA_JSMLIB/jsm/instanceがIFS上に作成されます。
- Java サービス・マネージャー用の新規のジョブ記述が作成されます。
- Java サービス・マネージャー用の新規のサブシステム記述が作成されます。
Open System Utilities(デフォルト)
- プログラムはDCXOSULIBという名前の指定のライブラリに復元されます。
区画の初期化(デフォルト)
- LANSAデータ・ライブラリのファイルの内容が更新されます。
- オブジェクトはDCXMODLIBという名前のSYS区画のライブラリに復元されます。