8.3.3 ステップ3. メール・サーバー・フレームワーク(MSF)をセットアップする
メール・サーバー・フレームワーク(MSF)は、IBM i上でメールをサポートする配布フレームワークです。
LANSA電子メール組み込み関数を使用するためにMSFを構成する必要はありません。LANSAはMSFメッセージを書き込みます。このメッセージはSNADS生成のメール・メッセージを模倣しており、IBM提供のMSF出口ポイント・プログラム(MSFに書き込まれるメール・メッセージを処理するプログラム)によって処理されます。
手動でMSFを起動するには、以下のコマンドを入力します。
STRMSF NBRMSFJOB(n)
ここで、nは開始するMSFジョブの数です。各MSFジョブは、待ち行列内の次のメッセージを処理する前に1つのメッセージの先頭から終わりまで処理します。MSFジョブの数パラメータで指定するMSFジョブが多ければ多いほど、より多くのメッセージを同時に処理することができます。
手動でMSFを終了するには、以下のコマンドを入力します。
ENDMSF
MSFジョブは、サブシステムQSYSWRKで実行されます。なお、デフォルトでは、QSYSWRKにはMSFジョブを開始する自動開始ジョブ(QZMFECOX)があります。自動開始ジョブをカスタマイズすることをお勧めします。
これらのコマンドの詳細については、『AnyMail/400 Mail Server Framework Support Guide (SC41-5411-00)』(英語) の「Operations Considerations」を参照してください。