Integratorのアップグレードの確認
以下の完了メッセージを確認してください。
LANSA INTEGRATORのアップグレードが完了しました。ジョブログを確認してください。
以下のメッセージが表示されない場合は、
****選択された全てのLANSAコンポーネントが正常にインストール/アップグレードされました**
ジョブ・ログ内の他のメッセージを読み、推奨されているアクションを実行します。
Integratorのアップグレード・プログラムはJSMプロパティとJARファイルを復元し、Javaサービス・マネージャーの一部のみをアップグレードします。
アップグレード後に始めてJavaサービス・マネージャーをスタートする時は、少しの間だけ実行され、もしアップグレードが正常に終了している場合には、使用可能な状態にするため、自動的にリスタートされます。アップグレードが正常に終了していない場合には、Javaサービス・マネージャーはスタートしません。
Javaサービス・マネージャーの進行はJSMインスタンス・ディレクトリのUPGRADE-LOG.TXTファイル(下例参照)で確認できます。このファイルに記述される完了メッセージをチェックし、アップグレードが正常に終了したことを確認してください。
JSMインスタンスのアップグレード:/jsm/instance -
プロパティ・ファイルのアップグレード:manager.properties
プロパティ・ファイルがアップグレードされました
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プロパティ・ファイルのアップグレード:service.properties
プロパティ・ファイルがアップグレードされました
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プロパティ・ファイルのアップグレード:XMLQueueService.properties
プロパティ・ファイルがアップグレードされました
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アップグレードが完了しました
アップグレード・ファイルの削除
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ファイルの削除:/devjsm/instance/upgrade/mailcap.txt
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ファイルの削除:/devjsm/instance/upgrade/integrator-feature.txt
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アップグレード・ディレクトリの削除
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削除が完了しました
ユーザー出口プログラム
ユーザー出口プログラムJSMADMEXT、JSMDRTEXT、JSMLSAEXTおよびJSMPXYEXTを使用している場合、これらのプログラムを確認して、再コンパイルする必要があります。サンプルは、QCLSRCファイルで提供されています。詳細は、「終了プログラム(IBM i)」を参照してください。
ファイルを確認して、手動で調整してください。
アップグレードの完了後、ファイルを確認して、手動で調整を行うことが大切です。
すべてのプロパティ・ファイルには、Integratorスタジオ・セクションと「未割り当て」セクションがあります。このセクションには、セクションに属していない行があります。
未割り当てセクションで使用可能な構成エントリーがないか確認します。通常、このセクションには、#コメントだけが含まれているのでセクション全体を削除してもかまいません。
#!<studio-project id="00000000-000000" name="unassigned">
#
# Move these entries to a new or existing studio-project section.
# Delete this unassigned section.
#
#
#!</studio-project>
ファイルの確認後は、JSMインスタンスを再度起動すると、インスタンスの準備が整います。
PKIエディター
PKIエディターは、セキュリティが確保されているMIME機能を使用して、SMTPメール、POP3メールおよびEDI-INT(AS2)サービスで電子メールの送受信を行うときに使用することができます。これは、セキュリティが確保されているMIME形式のjarファイルがインストールされている場合にのみ使用できます。公開鍵暗号に関連しているため、これらのjarファイルは、LANSA Integratorには付属していません。セキュリティの確保されたMIME(SMIME)をサポートするためには、公開鍵暗号をPhaos Technology Corporationから別途購入する必要があります。特に、購入する必要のあるソフトウェアは、以下のとおりです。
- Phaos Security Engine
- Phaos CMS
- Phaos S/MIME
詳細は、Phaos Technology Corporation Webサイトを参照してください。