4 1 2 特別な注意事項

IBM i LANSA

4.1.2 特別な注意事項

プログラム・ライブラリのユーザー・オブジェクト

アップグレード・プロセスでは、アップグレードを開始する前にプログラム・ライブラリからすべてのオブジェクトを削除します。ユーザー定義(つまり、LANSA以外)のオブジェクトは、アップグレード手順を開始する前に別のライブラリに移動(バックアップを取得)する必要があります。

これらのオブジェクトはアップグレードの完了後元の位置に戻すことができます。ただし、LANSAプログラム・ライブラリにユーザー定義オブジェクトを保管することは推奨しません。

複数言語対応ユーザー

母国語で記述してあるDC@M01メッセージの特別バージョンがある場合(DC@M01ITLやDC@M01JPNなど)、アップロードの開始前に移動して保存する必要があります。アップグレードの完了後は、プログラム・ライブラリに戻して、復元する必要があります。

日本語の開発者

DC@F01やDC@F41などのファイルに追加のヘルプ・テキスト・メンバーがある場合(DC@F01JPNやDC@F41JPNなど)、それらのメンバーをアップロードの開始前に移動して保存する必要があります。アップグレードの完了後は、新規にインストールされているDC@F01ファイルまたはDC@F41ファイルに新規メンバーをコピーして戻す必要があります。

LANSAデータベース・ライブラリの$$*ファイル

アップグレード・プロセスでは、$$*ファイルとして独自のデータベース・ファイルが作成されます。これらの$$*ファイルはアップグレードが成功すると、削除されます。

なお、LANSAデータベース・ライブラリのファイルで$$*と名前を変更しているファイルがある場合は、それも削除されます。これらのファイルは、アップグレード・プロセスの開始前に保存して、移動する必要があります。