ビジュアル・スタイル
ビジュアル・スタイルはフォントと色を設定します。
ビジュアル・スタイルを使って複数の他のコンポーネントと共有する共通のスタイルを作成します。 ビジュアル・スタイル・コンポーネントは背景色やフォントなどのスタイル要素を制御します。 いったんスタイルを作成すると、ビジュアル・スタイル・プロパティとしてどのコンポーネントででも使用することができます。 ビジュアル・スタイルを使用することで、アプリケーションの外観全体を簡単に変更することができます。
ビジュアル・スタイルは複数のビジュアル・スタイル・スキームの1つを構成します。 複数言語のアプリケーションを作成する場合、スタイルにつき1つ以上のスキームを定義して、言語により異なるフォントや色を使用することができます。
スキームを使って、3種類の表示オブジェクト(Value、Caption、Title)をビジュアル・スタイル項目にマップできます。 ビジュアル・スタイル項目はフォントと色の定義です。
ビジュアル・スタイル・スキームMY_SCHEMEの1つを構成するスタイルMY_VSなどがビジュアル・スタイルの例です。 このスキームはValueタイプのオブジェクト(フィールドやリストなど)がビジュアル・スタイル項目のValueを使用し、Captionタイプのオブジェクト(フォームやラベルなど)とTitleオブジェクト(グラフ・タイトル)がビジュアル・スタイル項目Captionを使用することを定義します。 Valueはシステム・フォントおよび白い背景を使用することができ、Captionは灰色の背景を使用できます。
ビジュアル・スタイルはアプリケーションがどのように表示されるかを完全にコントロールしている訳ではありません。フォームのタイトル・バー、スクロール・バーやメニューなどのWindowsコントロールはWindowsのコントロール・パネルでユーザーにより設定された色を使用して表示されます。