ツリー・ビュー
データの階層表示です。
ツリー・ビューを使って、ラベルや任意のビットマップから成る項目の階層的なリストを表示します。 ツリー・ビューは通常ドキュメントの見出し、インデックスのエントリー、ディスク上のファイルやディレクトリなど階層的な表示に適した情報を表示する際に使用されます。
まずはツリー・ビューのコントロールをフォームにドラッグしてツリー・ビューを作成するところから始めます。 そして、リポジトリから表示するフィールドをツリー・ビューにドラッグします。 ツリー・ビューに追加するフィールドは全てツリー・ビュー内にカラムを作成します。 省略値ではこのツリー・ビューのカラムはTVCL_1、TVCL_2などのような名前が付けられます。
ツリー・ビュー・カラムの階層を設定するには、Levelプロパティを使用します。 Level 1が一番上のレベルです。
Level内でDisplayPositionプロパティを利用して、フィールドのコンテンツをどのように表示するかを指定します。 0 はコンンテンツを非表示にします。 1 はコンンテンツを表示します。
ツリー・ビュー・カラムのKeyPositionプロパティを使って、そのフィールドがツリー・ビューのキーのどの部分に位置するかを指定します。 0 はフィールドをキーの一部として使用しません。 ツリー・ビューのすべてのレベルには少なくとも1つのキーがなければなりません。
例えば、第1レベルが社員番号と苗字からなるツリー・ビューを作成するには、この両方のカラムのLevelプロパティに1を設定します。 社員番号は表示したくないので、DisplayPositionを0 に設定します。ただしツリー・ビューのキーとして使用するので、エントリーが一意であることを確認し、KeyPositionを1 に設定します。 (ツリー・ビューのキーに複数のフィールドを使用する場合は、KeyPositionでその相対的順序を割り当てます。)
苗字はキーの一部ではないので、KeyPositionを0 に設定しますが、これを表示するにはDisplayPositionを1 に設定します。
ツリー・ビューを作成後、SELECTとADD_ENTRYコマンドを使ってビューを埋めていきます。
ツリー・ビューにどのようなプロパティの項目があるかを確認するには、 「CurrentItem プロパティ」を参照してください。
ツリー・ビュー項目の前のイメージはツリー・ビュー・カラムまたは個別のツリー・ビュー項目のimageプロパティで割り当てることができます。 (詳細は 「CurrentItem プロパティ」を参照してください。)