4.3 [LANSAインポート] 機能
インポート機能を使用すると、実行前にインポートの内容を確認することができます。インポートの量が多い場合、時間がかかる場合があるので、LANSA管理フォルダー内のインポート・ショートカットを使用する方がより効率的です。
1. インポートを開始するには、リボンで [インポート] コマンドを選択します。
2. 現在の区画にインポートするパッケージの場所を、[LANSAインポート] ダイアログボックスから選択します。
パッケージ内のオブジェクトは、以下の4つのカテゴリーのいずれかに格納されます。
- 区画の定義 - 区画の設定、フレームワーク、およびグループ
- システムの定義 - システムの設定とコマンド
- システム・オブジェクト - ユーザーとその他の関連する設定
- ユーザー・オブジェクト - 言語変数 (MTXT)、フィールド、ファイル、コンポーネント、ファイル、プロセス、ファンクション、WAM、Webコンポーネント、テクノロジ・サービス、ウェブレット、システム変数、タスク、BIF、およびテンプレート
インポートが必要なカテゴリーを選択できます。省略値では、ユーザー・オブジェクト・カテゴリーのみが選択されています。
オブジェクトを含まないインポートの実行も可能です。例えば、処理する一連のコマンドなどがあります。このような場合、インポートの中身の検証は行われず、インポートを実施するかどうかの判断はユーザーの責任に委ねられます。
区画の定義、システム定義、またはシステム・オブジェクトをインポートすると、Visual LANSAの現在の設定が変更される場合があります。そのため、そのような変更が望ましいか否かを事前に確認する必要があります。
実際にインポートが実行される前に確認するには、このオプションを使用します。エラーを含む全てのメッセージは [インポート] タブ内で報告されます。
[インポート] ボタンをクリックすると、インポート・ジョブが送信されます。送信されたジョブにより、ユーザーの選択に基づいてオブジェクトがインポートされます。
[ファイル・ライブラリ]
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[インポートするファイル ライブラリを使用する] |
ファイル定義により提供されたライブラリ情報を使用して、同じローカルのライブラリにインポートします。 省略値です。 |
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[区画 データ ライブラリ] |
現在の区画データ・ライブラリにファイルをインポートします。 |
[リポジトリ リストとして保存]
インポート中に全てのオブジェクトの静的リストを作成します。
[重複するロングネームを削除]
リポジトリ内の全てのオブジェクトには一意識別子が付けられています。この識別子とオブジェクト・タイプ、時には修飾子との組み合わせにより、インポート時にリポジトリ内にオブジェクトが既に存在するかどうかが決定されます。
名前が導入されたことにより、各オブジェクトは効果的な追加の属性 (ロングネームなど) を持つことになります。他の属性と同様、この名前はインポートの結果、変更される可能性があります。ただし、オブジェクト名の変更は深刻な事態につながる恐れがあります。例えば、ファイルやフィールドでこの名前が参照される場合もあるでしょうし、RDMLXコードで直接参照されていることもあるかもしれません。
このオプションを選択して、インポートを実行すると、既存のオブジェクトへの名前変更が行われます。
[タイプ変更を許可]
リポジトリに既に存在するオブジェクトをインポートすることは珍しいことではありません。つまるところは、定義を別のものに置き換えているのですが、多くの場合は例えばフィールドをプロセスに置き換えたり、フォームをアイコンに置き換えしたりします。ですから、オブジェクト定義が間違えて削除してしまうことを避けるため、同じ識別子が別のタイプのオブジェクトとして使用されるように変更される場合、インポートは自動的には実行されません。
ただし、この変更が意図するものである場合は、このオプションを選択して、インポートを実行します。この場合、既存のオブジェクトは削除され、新しいオブジェクト定義がインポートされます。