保管されている定義

Visual LANSA

[保管されている定義]

[保管されているコンポーネントの定義] ダイアログを使用すると、各種タイプのコンポーネントで保存されているデフォルトの定義を表示したり、削除したりできます。

[保管されているコンポーネントの定義] ダイアログを表示するには、コンポーネントで右クリックし、コンテキスト・メニューから [保管されている定義] を選択します。

このダイアログには、異なるコンポーネント・タイプの定義が表示されます。

保管されている定義は、lansa\lansa\<system/configuration>\liiy1*.datに格納されています。

レイアウト・マネージャを使用している場合は、レイアウト・マネージャにより、保存されているコンポーネントの高さや幅を変更できる点に注意してください。詳細は、『Visual LANSA 開発者ガイド』の「レイアウト・マネージャ」を参照してください。

[定義の保存]

コンポーネント・タイプにデフォルト定義を保存する場合、そのタイプのコンポーネントの他のインスタンスは、フォームや他のコンテナに追加される際に、保存されたデフォルトの特性を受け継ぎます。保存されている属性はコンポーネントのタイプにより異なりますが、ほとんどのデフォルトの定義には、高さ、幅、またはその両方が含まれます。保存できるデフォルトの定義を持たないコンポーネントもあります(コンテキスト・メニューなど)。

コンポーネントのタイプにデフォルトの定義を設定するには、必要なタイプのコンポーネントを[デザイン]タブのフォーム上に置き、属性を設定します。右クリックでコンテキスト・メニューを開き、[定義の保存] オプションを選択します。

サブ・メニューを使用し、保存のレベルを選択します。保存のレベルは、以下の通りです。

  • [セッションの省略値として] エディターを閉じると定義は失われます。
  • [区画の省略値として] 定義は現在の区画で保存されます。
  • [共通の省略値として] 定義はすべての区画で共有されます。

区画および共通の省略値の場合、[保管されている定義] はエディターが終了するまでディスクに書き込まれません。そのため、サーバーにリポジトリがある場合は、他のユーザーが使用できるように、修正済みの [保管されている定義] は即座に保存することをお薦めします。また、変更中に定義のバックアップをファイルに保存し、ファイルから定義をリロードすることもできます。

最初に、合致するセッションの定義が検索されます。検出されると、その保管されている定義が使用されます。検出されない場合、区画の定義が検索されます。セッションおよび区画の省略値で検出されない場合は、共通の省略値が検索されます。[保管されている定義]で検出されない場合、そのコンポーネントがシステムの省略値として作成されます。

保存しようとしている定義がシステムの省略値と同じ場合、[保管されている定義]ダイアログに値が表示されません。定義は、システムの省略値と異なる場合にのみ保存することができます。

フィールドには、その祖先の定義を保存することもできます。

基本入力フィールド・コンポーネントから継承するフィールドを追加する際に、そのフィールド自体の定義が検出されない場合は、基本入力フィールド・コンポーネントの定義で初期化されます。

Ý3.9.1 フォームおよび再利用可能パーツの[デザイン] タブ