Security Platform 統合サービス

Infineon Security Platform

Infineon Security Platform ソリューション

Security Platform 統合サービス

Security Platform 統合サービスは、標準的なアプリケーションに Trusted Platform Module 機能を提供します。Microsoft Crypto-API、Microsoft Cryptography Next Generation (CNG) API、PKCS #11 Crypto-API をサポートしているアプリケーションがサポートされます。

Provider 名 説明 Crypto-API サポートされるアプリケーション / サービス(例)
Infineon TPM Cryptographic Provider (ユーザー CSP、AES サポートなし) ユーザー証明書用に使用されています。
ユーザー認証は、証明書の秘密キーを使用するために必要です。
ユーザー証明書の秘密キーは移行可能です。つまり、他の Trusted Platform Module に移行することができます。
Microsoft Crypto-API
  • EFS と PSD を使用したファイルとフォルダの暗号化
  • Outlook と Windows Mail/Outlook Express による電子メール (S/MIME) の保護
  • Internet Explorer による SSL/TLS クライアント認証
  • Internet Explorer をサポートする Microsoft 証明者スナップイン及び公開認証局 (CA) による証明書取得
  • Microsoft Office の署名入りマクロ
  • Microsoft Crypto-API を利用した Checkpoint VPN
  • Microsoft Crypto-API を利用した Entrust クライアント アプリケーション
  • Adobe デジタル署名と Adobe ファイル暗号化
  • EAP-TLS によるユーザー認証
Infineon TPM RSA and AES Cryptographic Provider (ユーザー CSP、AES サポートあり。Windows 2000 では利用できません)。
Infineon TPM PKCS #11 Provider
("TPM Cryptoki Token" とも呼ばれています)
PKCS #11 Crypto-API
  • Mozilla Thunderbird による電子メールの保護 (S/MIME)
  • Mozilla Firefox による SSL/TLS クライアント認証
  • Mozilla Firefox をサポートする公開認証局 (CA) からの証明書取得
  • Sun Certificate Server ベースの CA からの証明書取得
  • RSA SecurID によるセキュリティ性の高い Web アクセスとリモート アクセス
  • PKCS #11 インターフェイスを利用した Entrust クライアント アプリケーション
Infineon TPM Strong Cryptographic Provider (AES サポートなし) ユーザー証明書に使われます。
証明書の秘密キーを使う度にユーザー認証が要求されます。
ユーザー証明書の秘密キーは移行できません。すなわち、Trusted Platform Module と紐付けられています。
Microsoft Crypto-API
  • 特に VPN におけるユーザー認証に使われます。
Infineon TPM Platform Cryptographic Provider (プラットフォーム CSP) コンピュータ証明書に使用されます。
コンピュータ証明書の秘密キーが Trusted Platform Module で保護されているため、証明書の秘密キーを使用するための認証は必要ありません。
コンピュータ証明書の秘密キーは移行できません。つまり、Trusted Platform Module と紐付けられています。
Platform CSP を使用するには、管理者または管理者グループのメンバーになる必要があります。
Microsoft Crypto-API
  • 管理された企業におけるクライアント側の無線 LAN クライアントと RADIUS サーバー間の (TLS ハンドシェイク フェーズ内の) IEEE 802.1X EAP-TLS 認証
  • 管理された企業におけるクライアント側の有線 LAN クライアントと RADIUS サーバー間の (TLS ハンドシェイク フェーズ内の) IEEE 802.1X EAP-TLS 認証
  • VPN クライアント側の IPSec コンピュータ認証
Infineon TPM Key Storage Provider (KSP) 制限されたキー ストレージ プロバイダ。
他の Infineon TPM Cryptographic Service Provider だけがアクセスできます。 署名と復号化だけがサポートされています。TPM RSA キー ペアの生成はサポートしていません。
Microsoft Cryptography Next Generation (CNG) API
  • Microsoft .NET 3.0
  • 詳細例については、他の Cryptographic Service Provider をご参照ください。

その他のサポートされているアプリケーションについては、製品サポート担当にお問い合わせください。


©Infineon Technologies AG