Infineon Security Platform ソリューション
暗号化ファイル システム (EFS)
暗号化ファイル システム (EFS:Encrypting File System) は、NTFS ファイルシステム ボリュームのセキュリティ技術の一部です。EFS はオペレーティング システムに完全に組み込まれているため、最初に 1 回だけ設定作業を実行すれば、以降の特別な操作は不要です。保存した機密データや重要な文書を不正な物理アクセスや侵害 (ノートブック PC の盗難など) から保護するには、EFS を使用するのが効果的です。EFS の初期設定作業を実行すると、ボリュームまたはフォルダに暗号化マークが付加され、それ以降は、それらのボリューム内部またはフォルダ配下のすべてのファイルやサブ フォルダが暗号化されます。
暗号化されたボリュームやフォルダは、暗号化されていないボリュームやフォルダとまったく同じ方法で取り扱うことができます。正当なアクセス権限を持つユーザーは、暗号化されていることを特に意識する必要はありません。
注意:
- EFS による暗号化は、個々のファイルのレベルではなく、フォルダまたはボリュームのレベルで適用することをお勧めします。ここでは、説明を簡単にするために、フォルダまたはボリュームのレベルのみでの暗号化を取り扱います。
- Windows Home エディションは、暗号化ファイル システム (EFS) をサポートしていません。
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