トークン、アーカイブ及びその他の Security Platform 管理ファイル

Infineon Security Platform

Infineon Security Platform ソリューション

トークン、アーカイブ及びその他の Security Platform 管理ファイル

Infineon Security Platform ソリューションはバックアップ、緊急時復元、パスワード リセットなどの管理タスクを行うために、複数のファイル (例えば、トークンとアーカイブ) を使用します。 それらのファイルの一部は Security Platform 管理者用であり、その他は Security Platform ユーザー用です。 これらのファイル タイプを混同しないようにしてください。

次の表では、Security Platform 管理ファイルの概要を説明します。

ファイル 使用対象... 目的 / 説明
所有者 パスワード バックアップ ファイル 管理者 所有者パスワード認証に使用されます。(所有者パスワードを入力する代わりに) このファイルは Microsoft の "トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) の管理" アプリケーションで作成されるファイルと互換性があります。

サーバー モード では、Trusted Computing Management Server がパスワードの準備と供給を行うため、このファイルは必要ありません。

復元、緊急時復元、パスワード リセット用に使用されるアーカイブ 管理者 / ユーザー Security Platform のキーと証明書、Security Platform の設定、Personal Secure Drive のバックアップが含まれます。 自動及び手動バックアップによって作成されます。 ハード ディスクが壊れたり、データが失われたり、Trusted Platform Module が壊れたりした場合には、復元のために必要です。 基本ユーザー パスワードをリセットするためには、アーカイブ中のパスワード リセット データが要求されます。

サーバー モードでは Security Platform のパスワード リセット、バックアップ、及び復元が Trusted Computing Management Server によって行われるため、これらのアーカイブは必要ではありません。

緊急時復元用トークン 管理者 Security Platform 機能の設定中に作成されます (Security Platform 初期化ウィザード を使うとき)。
緊急時復元が必要な場合 (Trusted Platform Module が壊れた場合)、復元のために必要となります。

サーバー モードでは Security Platform の復元が、Trusted Computing Management Server によって行われるため、このファイルは必要ではありません。

パスワード リセット トークン 管理者 Security Platform 機能の設定中に作成されます。
特定のユーザーのパスワード リセットを準備する際に要求されます。

サーバー モード ではパスワード リセットが Trusted Computing Management Server によって行われるため、このファイルは必要ではありません。

緊急時復元/パスワード リセット トークン 管理者 Security Platform 初期化中に作成されます (Security Platform 初期化ウィザード 使用時)。
緊急時復元トークンとパスワード リセット トークンを1つのファイルに保存します。
移行アーカイブ ユーザー 別の Security Platform に移行するユーザー キーと証明書が含まれます。 移行のエクスポート ステップの間に作成されます。移行のインポート ステップの際に要求されます。

サーバー モードでは移行作業が Trusted Computing Management Server によって行われるため、このファイルは必要ではありません。

パスワード リセット用の個人シークレット ユーザー Security Platform ユーザー設定の間に作成されます。 ユーザーの基本ユーザー パスワードをリセットするために必要です。
リセット承認コード ファイル 管理者 / ユーザー ユーザーの基本ユーザー パスワードをリセットするのに必要なリセット承認コードが含まれます。 パスワード リセットの管理ステップの間に作成されます。 パスワード リセットのユーザー ステップの際に要求されます。

サーバー モードでは、このファイルは Trusted Computing Management Server によって作成されます。

PKCS #12 ファイル (Personal Information Exchange ファイル) ユーザー ユーザーの秘密キーと証明書が含まれます。 証明書をインポートするのに必要です。


©Infineon Technologies AG