Infineon Security Platform ソリューション - バックアップ ウィザード |
Infineon Security Platform バックアップ ウィザード
Infineon Security Platform バックアップ ウィザードを使用すると、Security Platform 関連のデータのバックアップと復元を行うことができます。これらの操作は、緊急時に不測のデータ損失を防ぐために必要です。
バックアップ ファイルには、コンピュータの識別情報 ("コンピュータ ID") とユーザー識別情報 ("ユーザー ID") が保存されます。 この情報は、復元プロセスの間、コンピュータ名とユーザー名を現在のコンピュータとユーザーに一致させるために使用されます。
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現在の基本ユーザー キーが、復元する基本ユーザー キーと異なる場合、復元処理によって復元先のキーと証明書及び設定が上書きされます。そのため、Security Platform ユーザー初期化ステップを実行していない復元先コンピュータ上のユーザー アカウントにユーザーのキーと証明書を復元することをお勧めします。 |
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サーバー モードでは、バックアップと復元は、Trusted Computing Management Server によって処理されます。つまり、明示的な設定は必要ありません。Personal Secure Drive (PSD) が設定されている場合、Personal Secure Drive イメージ ファイルを手動でバックアップし、復元することができます。 |
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このシールド アイコンは、ユーザー アカウント制御 (UAC) を備えたオペレーティング システム (例: Windows 7 と Windows Vista) で管理者権限を持つユーザにのみ表示されます。 |
ウィザード手順
シナリオ | ウィザード手順 | 説明 |
手動バックアップ | バックアップ設定を設定する | 必要なステップ。 |
PSD バックアップ設定を設定する |
Personal Secure Drive をバックアップに含める場合 |
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復元 | 復元設定を設定する | Personal
Secure Drive を復元する場合は必要なし。 |
コンピュータの確認又はコンピュータの選択 |
コンピュータがバックアップ データにリスト表示されない場合のみ。 Personal Secure Drive のみ復元する場合は必要なし。 |
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緊急時復元トークンの選択 |
管理者権限を持ち、緊急時復元データがバックアップに含まれ、緊急時復元データを復元する場合のみ。 Personal Secure Drive のみ復元する場合は必要なし。 |
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ユーザーの確認 |
現在のユーザーアカウントのキーと証明書及び設定を復元し、バックアップ データのユーザーが現在のユーザーと異なる場合のみ。 Personal Secure Drive のみ復元する場合は必要なし。 |
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ユーザーの選択 |
管理者権限があり、他のユーザーのために復元準備をする場合のみ。 Personal Secure Drive のみ復元する場合は必要なし。 |
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PSD 復元設定を設定する |
Personal Secure Drive を復元する場合のみ。 |
Security Platform 初期化ウィザード 又は クイック初期化ウィザード で設定したスケジュール バックアップが、自動的にシステム バックアップを実行するので、システム バックアップを実行するために バックアップ ウィザード を使用する必要はありません。
アプリケーションの起動
手動バックアップ: 設定ツール により バックアップ ウィザード を起動: 設定ツール - バックアップ - バックアップ
手動復元: 設定ツール により バックアップ ウィザード を起動: 設定ツール - バックアップ - すべて復元
緊急時復元を含む復元 (管理タスク): 最初に Security Platform 初期化ウィザード を起動します。 ウィザード ページSecurity Platform の初期化または復元 で、バックアップ アーカイブから Security Platform を復元する をチェックします。
バルーンまたは タスク バー通知アイコン からウィザードを起動: 特定の Security Platform 状態では、バルーンまたは タスク バー通知アイコン からバックアップ ウィザード を起動することもできます (例: Security Platform 管理者が現在のユーザー用に復元を準備していた場合)。
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