Security Platform 所有者の作成

Trusted Platform Module を有効にしたら、チップをコンピュータに論理的に関連付けするために、所有者を同時に作成 (所有者権限を取得) する必要があります。この操作中に、Infineon Security Platform 所有者が作成され、Trusted Platform Module の所有者パスワードと共に Infineon Security Platform に保管されます。これはここで定めた所有者パスワードによって保護されます。所有者パスワードをタイプするか、あるいはランダムな所有者パスワードを生成することができます。ファイルにこの所有者パスワードを保存して、この所有者パスワードを含むバックアップ ファイルを使ったり、あるいは印刷することもできます。ランダムな所有者パスワードの生成を選択した場合、見えるようにして記憶するか、メモをしてください。Security Platform を管理するには、所有者パスワードもしくは所有者パスワードを含むファイルが必要です。

このページは、サーバー モードでは利用できません。クライアント システムが集中管理された Trust Domain に統合されている場合、つまり管理者がこのタスクを実行する必要の無い場合、Security Platform は自動的に初期化されます。

所有者権限を Security Platform 初期化ウィザードで取得すると、新しい Storage Root Key (SRK) が生成されます。通常は、特定の Trusted Platform Module 用に、1回だけ Security Platform の所有者を設定します。すべての公開キーの証明書が Trusted Platform Module の SRK により管理されるため、新しく生成された SRK でこれらの証明書を使用することはできなくなります。

次の表には、このウィザード ページの使用方法についてのヒントが書かれています。

ウィザード ページ要素	説明
パスワード	所有者パスワードをここに設定してください。手動で所有者パスワードをタイプするか、あるいはランダムな所有者パスワードを生成することができます。 入力した所有者パスワードが長さと複雑さに対する要件を満たすため、パスワード取り扱い基本規則を考慮すべきです。
パスワードの確認入力	パスワードを再入力して確認します (ランダムなパスワードを生成する場合には必要はありません)。
ランダム	新しいパスワードを入力する代わりに、ランダムな所有者パスワードを生成するには、ここをクリックしてください。これによって、パスワードの長さと複雑さに対する要件を満たす、安全なパスワードを確実に使用できます。 続ける前に、ランダムなパスワードを隠すチェックマークを外すか、印刷もしくは保存して確認してください。
ファイルに	このボタンをクリックすると、バックアップ ファイルに新しい所有者パスワードを保存することができます。パスワードをタイプする代わりに、所有者認証のためにこのファイルを使うことが可能です。
印刷...	このボタンをクリックすると、所有者パスワードを印刷することができます。 印刷したものを安全な場所に保管してください。
入力文字を隠す	パスワードを見る場合、このチェック ボックスのチェックマークを外してください。

ポリシー 厳重なパスワード フィールド セキュリティを有効にする が設定されている場合、 パスワードを見たり、切り取ったり、コピー及び貼り付けたりすることはできません。

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