9 3 2 ディレクトリ

Windows LANSA Installation

9.3.2 ディレクトリ

[一時ディレクトリー1]

一時ディレクトリー1には、すべての一時ファイルを保管するために使用するデフォルト・ディレクトリを指定します。

LANSA Openは、ホスト・システムとデータの送受信を行う時に、一時ファイルを使用して情報を保管します。これらのファイルは一時的に使用されるだけで、セッションが終了すると削除されます。

指定がない場合、これらのファイルは現在のディレクトリに作成されます。

[一時ディレクトリー2]

一時ディレクトリー2には、一時ファイルの保管に使用する代替ディレクトリを指定します。これは、特定のセッションのために、RAMドライブのような2次作業ディレクトリを使う必要がある場合に役に立ちます。

通常、LANSA Openは一時ディレクトリー1で指定されたディレクトリを使用します。

特定のアプリケーションで一時ディレクトリー2を使用する場合は、セッション定義中に、LANSA OpenファンクションのLceUseTmpDrive2を使用します。

[ローカル・データ・ディクショナリーの使用 ]

このオプションで、LANSA Openがローカル・データ・ディクショナリを使用する必要があるかどうかを指定します。

LANSA Openのローカル・データ・ディクショナリは、PCのハード・ディスク上に保持され、各オープン・セッション・ファンクションの呼び出し中に、ホストから通常戻されるファイルやフィールドの情報を記録します(例:記述、タイプ、長さ等)。

ローカル・データ・ディクショナリを使うことで、情報が変更されてない場合に、毎回ホストから情報をダウンロードすることが避けられます。

ファイルでは、各ファイルのバージョンがホストでチェックされ、詳細がローカルで更新されます。これは必要であればファイルごとに行われます。フィールドでは、ホストの区画でいずれかのフィールド定義に変更があれば、ローカル・データ・ディクショナリの該当区画のフィールド定義がすべて削除され、そのセッションで要求されたフィールド情報がローカル・データ・ディクショナリにダウンロードされます。ホストで変更されたフィールドが、現在のセッションで要求されたかどうかに関係なく、この処理は実行されます。

Visual LANSAはファイルとフィールドのバージョン・コントロールに対応してないため、ローカル・データ・ディクショナリの使用は、AS/400ホストと通信する場合に限り有効となります。

デフォルトでは、ローカル・データ・ディクショナリは使用しません

[ディレクトリー]

ローカル・データ・ディクショナリ・ファイルが配置されるディレクトリ

パスが何も指定されない場合、これらのファイルは一時ディレクトリー1に指定されたディレクトリに配置されます。