人事システム・デモンストレーション・ファイル
この企業の組織構造は単純です。管理、監査、情報サービス、法務、旅行などの部門に分かれています。各部には、会計、購買、営業などの、1つもしくは複数の課があります。課テーブル(SECTAB)には各部内の課が保管されます。
人事マスター・ファイル(PSLMST)には各従業員についての情報が保管されます。例えば、従業員の名前、住所、電話番号などがこのマスター・ファイルに保管されます。各従業員は部署内の課で働くので、この情報も人事マスター・ファイルに保管されます。
また、従業員はそれぞれスキルを持っています。例えば、ある従業員は、Cobol、C、C++などのプログラミング・スキル、または経営や管理スキルを持っている場合があります。スキル・テーブル(SKLTAB)には、スキル・コードが保管されます。人事スキル・ファイル(PSLSKL)には各従業員の特定のスキルが保管されます。
人事イベント・ログ・ファイル(PSLEVENT)を使用して、従業員に対する重要なイベントとノートを記録することができます。これはPSLMSTファイルを論理的に拡張したもので、RDMLXファイルであるため、RDMLX区画でのみ利用可能です。
人事タイム・シート・ファイル(PSLTIMES)には従業員のタイム・シートの詳細が記録されます。各従業員について、1年間の週数(1〜52)別に詳細が記録されます。これは主にL/Clientとともに使用するために設計されており、かなり複雑な計算を実行し、それをDBMSに保管することにより、広範なトリガー力を発揮します。アプリケーションが処理内容を認識する必要はありません。 情報が作成または更新されると、すべてのデータがDBMSに作成されて保管されます。したがって、LANSA Clientアプリケーションがトリガーを使用せずに、読み取りアクセス権を持つことができます。 これはRDMLXファイルであるため、RDMLX区画でのみ利用可能です。このファイルには、BLOBを含むいくつかのRDMLXフィールド・タイプの例が含まれています。
物理データベースのレイアウトは以下の通りです。
注: LANSA人事デモンストレーション・システムは、System 38で実行するために1987年に最初に作成されました。この同じアプリケーションを現在でもIBM iをはじめ、Windows、WebおよびLinuxプラットフォームで実行することができます。データベースとアプリケーションは当時とほとんど変っていません。RDMLXの概念のデモンストレーションのために、データベースにいくつか拡張機能が追加されただけです。このことは、LANSAがどのようにお客様のアプリケーションに対する投資を守っているかを表しています。
人事システムには2つのWebバージョンがあり、1つはWEBEVENTテクノロジを利用し、もう1つはWAMを利用します。これらはIBM iのデモンストレーション構成要素に含まれており、必要に応じてVisual LANS環境にチェックアウトできます。これらのアプリケーションを使用して、WEBEVENTおよび WAM処理に必要な要素を作成して組み込む方法を学ぶことができます。
webevent (Web対応。RDMLまたはRDMLX区画):
http://<your path>/cgi-bin/lansaweb?procfun+lansadem+ldem+dem
wam (web対応RDMLX区画。テクノロジ・サービスLANSA:XHTMLでのみサポート):
http://<your path>/CGI-BIN/lansaweb?webapp=LWAMDEM+webrtn=ldemhome+ml=LANSA:XHTML+part=DEX
人事システムの物理データベース・マッピング
(仮想フィールド、事前結合フィールドを含む)