9.3.1 コミュニケーションとセッション構成
使用しているLANSA Openのバージョンは全てのLANSA Openの構成ウィンドウの下部に表示されます。
[ホスト・システム]
ホスト・システムには、LANSA Openが接続するホスト・システムを指定します。
ヒント
ネットワーク内に複数のホスト・システムがある場合、セッション定義中にLANSA OpenファンクションのLceUseSystemを使用して接続するホスト・システムを指定することができます。
[ホスト・プログラム]
これは、ホストで呼び出されるトランザクション・プログラムの名前です。LANSAをホストにインストールする時に、このトランザクション・プログラムがロードされます。
名前は必ず大文字(キャピタル体)で入力します。
ホスト・システムがAS/400以外の場合、名前には、.DLLが付加され、ライブラリ部分が指定されていれば、それは無視されます。
デフォルト名は、'LCXP0010'です。
[最大セッション数]
最大セッション数には、ワークステーションがサポートできる同時実行セッションの最大数を指定します。 最大を20にすることを強くお勧めします。20以上のオープン・セッションはシステム・リソースに差し障る場合があります。
デフォルトは10です。
[ファイル使用時のオープン]
このオプションにより、ホストでファイルをオープンするタイミングをコントロールすることができます。
このオプションの使用を選択した場合、ファイルは、LANSA Openが使用されるときにだけオープンされます。1つのセッションで多くのファイルが使用される場合、これによりかなりの時間が節約されます。ただし、セッションが、I/Oモジュールを持っていないファイルを見つけた場合は、容認できないほどの処理の遅延が発生する場合があります。
このオプションの使用を選択しなかった場合、LANSA Openは、セッションを開始する前に、すべてのファイルにI/Oモジュールがあるかどうかをチェックします。I/Oモジュールのないファイルが検出されると、オープン・セッション・ファンクションはエラーになります。
デフォルトではチェックマークは付いていません。
ヒント
LANSA OpenのLceSetSessionOptionファンクションを使用して、セッション個別にこのオプションを変更することができます。
[カーソル タイプ]
このオプションにより、LANSA Openが通信を実行している時に表示するカーソルを指定できます。これは、呼び出し元アプリケーション、例えばEXCELがWindows標準の砂時計カーソルを使用するときなどに役に立ちます。オプションは、以下のとおりです。
LANSA Open(V) |
LANSA Openの通信カーソル |
砂時計 |
標準の砂時計 |
変更なし |
標準のWindowsポインターのまま |
省略値はLANSA Openカーソルです。これはホスト・システムに砂時計が重ねられたカーソルです。
ヒント
LANSA OpenのLceSetCommsCursorファンクションを使用して、セッション個別にこのカーソル・タイプを変更することができます。