1.4.2 推奨のWindows開発モデル
推奨されるWindows開発モデルはVCSマスターの独立ワークステーションです。
この開発モデルを選択する理由として次のようなものが挙げられます。
- 主なターゲット・プラットフォームがWindowsである。
- 開発は主にWindowsで社内で行われている。
- Windows上でバージョン・コントロール・システムを既に使用していて、将来的には変更管理システムも使用する可能性がある。
- この開発モデルでは、以下が必要となります。
- 選択されたバージョン・コントロール・システム
- タスク追跡もセキュリティもなし
- Windows配布用に準備された別のビルド・コンピュータ
- 全開発者が使用するVCSマスターの独立ワークステーション
バージョン・コントロール・システム(VCS)はこのモデルの基本となる部分です。どのVCSが自身の開発に合っているかを見極めることで、後の開発過程におけるあらゆる側面に影響を与えることになります。VCSは種類が豊富で多岐に渡ります。ですから、社内で既にVCSを使用していて、保守・管理の経験があることがほぼ必須になると言えます。
VCSの使用開始に関する詳細については次のセクションを参照してください。