1.2.9 マスター・システムおよびスレーブ・システムの構成
Visual LANSAは、ローカルまたはスレーブLANSAリポジトリを格納するデータベース管理システムを使用します。このセクションでは、マスター・システムとスレーブ・システムを使用して開発する、サポート対象のデータベース構成を定義しています。
サポートされる構成
IBM i上の各LANSAシステムには異なるVisual LANSAデータベースが使用されなくてはいけません。データベースはワークステーション(単一ユーザー)データベースもしくはサーバー(複数ユーザー)データベースになります。IBM i上の1つのLANSAリポジトリに対しては、Visual LANSAデータベースを1つだけ使用してください。
上記の構成では、1つのVisual LANSAリポジトリを持つワークステーションまたはサーバーを使用して、1つのLANSA/ADシステムからの情報を格納します。複数のスレーブ・システムが、同じLANSAシステムからの情報を格納できますが、各LANSAシステムの各ワークステーション上に、別個のローカルVisual LANSAリポジトリが存在することになります。
上記の構成では、2つ以上のVisual LANSAリポジトリを持つワークステーションまたはサーバー・データベースを使用して、異なるLANSA/ADシステムからの情報を格納します。LANSAシステムは、1つのIBM i上に置くことも、別個の複数のIBM iサーバー上に置くこともできます。
禁止されている構成
以下のマスター・リポジトリおよびスレーブ・リポジトリの構成は、問題の原因となるため、サポートされません。
1つのVisual LANSAデータベースをIBM i上の複数のLANSAシステムからの情報を格納するのに使用してはいけません。これにはそれらのLANSAシステムが1つのIBM i上に置かれているか、それとも異なるIBM i上に置かれているか、は関係ありません。必ず複数のVisual LANSAシステムを使用し、各システムを独立させてください。