3.4.4 [データベース]
使用する物理データベースのタイプを決定するために、オプションを指定します。
以下のうち1つのオプションを選択します。
[この構成に使用される現在のデータベースを使用します。]
新規インストールの場合はこのオプションは使用しません。アップグレードまたは修正/修復の場合に、使用する可能性が高いオプションです。
または
[新しい(空の) Microsoft SQL Server、Sybase またはOracle データベースを使用します。]
LANSAはこの3つのデータベース製品の使用をサポートします。LANSAにより必要なデータベース・オブジェクト (表やインデックスなど) が作成されますが、データベースの作成と構成は行われません。このオプションを選択する場合は、LANSAインストールを実行する前に、データベースを作成して構成しておく必要があります。
Microsoft SQL Serverはフル機能の製品です。以下のMicrosoft SQL Server Expressデータベースと混同しないようにしてください。
注1:Sybaseデータベース(SQLAnywhere 10および11を含む)を作成する際には、[文字列の比較時に後続ブランクを無視]オプションを選択する必要があります。これは データベースプロパティの [詳細情報]ページ内で "Blank Padding" = ON に変換されます。
または
[新しい Microsoft SQL Server Express データベースを作成します。]
Microsoft SQL Server Express 2012 はLANSAインストール・メディアに含まれています。Microsoft SQL Server ExpressはMicrosoft SQL Serverの無償版です。Microsoft SQL ServerとMicrosoft SQL Server Expressの違いについては、Microsoftの資料を参照してください。
このオプションを選択する場合は、既存のインスタンスまたは新規インスタンスで新規データベースを作成できます。SQL Server Expressインスタンスがワークステーションに存在しない場合は、デフォルトでこのオプションが読み取り専用の状態で選択されます。これにより、SQL Server Expressがインストールされインスタンスが作成されます。データベースを作成するには、インスタンスが存在する必要があります。既にいくつかのインスタンスが存在する場合は、既存のインスタンスの中から1つを選択するか、LANSAインストールにより新規インスタンスを作成します。
インスタンスのディスクの場所、またはデフォルトの管理者用パスワードを変更するには、インスタンス名の隣にある「[データベース インスタンスのオプションのパラメータ]」ボタンをクリックします。
データベースが作成されるディスクの場所を変更するには、データベース名の隣にある「[データベースのオプションのパラメータ] 」ボタンをクリックします。
注2:Visual LANSAインストールにより新しいMicrosoft SQL Server Express インスタンスが作成されるとき、最大250MBのメモリ使用が構成されます。SQL Server Management Studioを使用すると、メモリ使用量を変更することができます。詳細については、Microsoft SQLの資料を参照してください。
注3:LANSAインストールによりMicrosoft SQL ServerデータベースまたはMicrosoft SQL Server Expressデータベースを作成することを選択した場合は、LANSAはTCP/IP通信を使用して作成されるデータベースと通信します。LANSAインストールの完了後に、ファイアウォール・ソフトウェアを有効にする場合は、sqlbrowser.exeおよびポート1434、1433を例外に入れる必要があります。
注4: 現在インストールされているソフトウェアがMicrosoft SQLと競合しないことが確認されます。前提条件として必要な項目は自動的にインストールされます。前提条件と競合のリストについては、Microsoftの資料またはWebサイトを参照してください。
または
[既存のデータベースを使用します。]
ターゲット・データベースが既に存在し、既存のLANSAシステムが格納されていることを意味します。LANSAシステムは、インストールするLANSAと同じバージョンでなければなりません。このオプションを使用するのは、データベースと関連付けられたLANSA構成をハードドライブの別の場所に移動する場合、または別のPCに移動する場合のみです。複数のローカルLANSA構成(ご使用のPC上の構成)で同じデータベースに接続するシナリオを作成する場合は、このオプションは使用できません。「ネットワークまたはローカル・クライアント」または「3.3.5 独立データベース・サーバーのクライアント 」としてセットアップする場合以外は、各構成が独自のデータベースを持つことを強くお勧めします。