3.4.6 [データベースと区画の初期化]
区画を初期化すると、区画が使用可能になります。グループ、フレームワーク、システム・フィールド、および基本コンポーネントなどがインポートされます。また、実行環境で区画のオブジェクトを生成できるようにします。
一部のインポートはオプションです。最初に必要なものだけを指定してください。要件が異なる区画がある場合には、「なし」を選択して、[ログオン]ダイアログを使用しそれぞれの区画を初期化することを検討してください。詳細については、『Visual LANSA 管理者ガイド』を参照してください。
初期化に時間がかかることを避けるため、すぐに使用する区画だけを初期化し、すべての区画で使用するオプションだけを選択してください。例えば、大量のデータを含むVisual LANSAフレームワークをインポートするとします。この場合、1つの区画の初期化に10分かかるとすると、6区画では1時間かかります。後でLANSA内から区画を初期化することもできるため、すべてをここでインストールしたり、インストールを再度実行する必要はありません。
[データベースの初期化]
データベースを初期化する場合は、このオプションを選択します。選択した場合、データベース・テーブルが作成または更新され、指定された区画が初期化されます。
データベースをまだ初期化していない場合は、区画の初期化セクションで、新しいVisual LANSAシステムをセットアップする方法を指定します。
[Windowsリポジトリ内のすべての区画]
このオプションを選択すると、Windowsリポジトリの現在のすべての区画が初期化されます。新しいデータベースにインストールする場合は、このオプションが無効になります。この場合、インストールの完了後に区画を作成して、Visual LANSAのログオン・プロセス中に初期化します。
[選択された区画]
初期化する区画を指定します。複数の区画を初期化する場合は、区画名をスペースで区切ります。例えば、"DEM DEX ABC"のようになります。
独立サーバーにインストールする場合は、このオプションが無効になります。
注:DEM区画
独立Visual LANSAシステムをインストールする場合、[選択された区画]にDEM (デモンストレーション)区画が含まれます。Visual LANSAシステムを初めてインストールするときには、DEM区画を必ず選択する必要があります。
DEM区画は、Visual LANSAへのアクセスを付与するサンプル定義です。Visual LANSA内から、他の区画を追加したり、不要な場合にはこのDEM区画を削除することができます。
[なし]
このオプションは、区画がすべて初期化されている場合に選択します。通常は、[既存のインストールの修正または修復]を行ったときにこのオプションを使用します。
[IBM iマスターと区画を同期]
Visual LANSAフレームワーク、Webを有効にする、LANSAクライアントのフィールドおよびファイル定義のために区画をIBM iマスターと同期する場合はこのオプションを選択します。
[ユーザー/タスク (PCXUSER/PCXTASK) ]
独立タイプのVisual LANSAシステムをインストールするときに、このフィールドが表示されます。初めて独立Visual LANSAシステムをインストールする場合は、必ずこれを選択してください。
このオプションは、Visual LANSAへのアクセスを付与するサンプルのユーザーID、パスワード、およびタスクをインポートします。Visual LANSAを使用している場合、他を追加して、このサンプルは削除することができます。
パスワードはコンテキスト依存であることに注意してください。
任意のインポート
[Visual LANSA フレームワーク]
このオプションは、Visual LANSAフレームワークを指定の区画にインストールするために選択します。詳細については、「Visual LANSAフレームワークとは?」を参照してください。
[ウェブを有効にする ]
このオプションは、指定された区画をWeb対応にするために選択します。LANSA for the Web開発を実行する場合は、このオプションを選択することをお勧めします。e-Businessフレームワーク・ウィザードをインストールする場合は、このオプションを選択する必要があります。
[LANSA Client フィールドとファイル定義]
LANSAクライアントで使用するためフィールドおよびファイル定義をインポートするには、このオプションを選択してください。
[すべてのシステム デモンストレーション構成要素] (実行可能オブジェクトを含む)
このオプションは、人事デモンストレーション・システム構成要素を指定の区画にインストールするために選択します。この構成要素には、Visual LANSAおよびLANSA for the Webのサンプルが含まれます。オンラインのLANSAガイドに含まれるすべてのチュートリアルにもこのシステムを使用します。詳細については、「DEM区画を使用したテスト」を参照してください。
[デモンストレーションの実行]
このオプションは、インストールの完了時にデモンストレーションを開始するために選択します。人事デモンストレーション・システム構成要素をインストールする場合、このオプションによりデータをデモンストレーション・ファイルにロードできるので、このオプションを選択することをお勧めします。