GPIB計測器と通信する
計測器との通信および計測器が受け付けるコマンドについての詳細は、GPIB計測器付属のドキュメントを参照してください。たいていの計測器は、その計測器を表す識別文字列を返すことによって*IDN?コマンドに応答します。
基本的な通信(クエリ/書き込み/読み取り)
計測器との基本的な通信を行うにはNI-488.2コミュニケータを以下の手順に従って使用します。
- 計測器のスキャンを行っていない場合は、スキャンします。
-
> Measurement & Automation Explorerを起動します。 - Measurement & Automation Explorerのデバイスとインタフェースフォルダの横にある+印をクリックし、展開します。
- GPIBインタフェースを選択します。
Measurement & Automation Explorerはウィンドウの右側に接続された計測器を表示します。 - GPIBインタフェースを右クリックし、プルダウンメニューより計測器との通信を選択します。
NI-488.2コミュニケータダイアログボックスが表示されます。 - 文字列を送信フィールドにコマンドを入力し、以下のいずれかを行います。
- 計測器にコマンドを書き込み、返される応答を読み取るには、クエリボタンをクリックします。
- 計測器にコマンドを書き込むには書き込みボタンをクリックします。
- 計測器から返される応答を読み取るには読み取りボタンをクリックします。
- ご使用のデバイスのEOS(文字列の終わり)モードに対しての特殊な設定を行うには、EOSを構成ボタンをクリックします。
C/C++で書かれたGPIB計測器の基本的なクエリを行うサンプルソースを表示するにはサンプルを表示ボタンをクリックします。
高度な通信
GPIB計測器との間でさらに高度な通信を行うには、以下の手順で対話式制御ユーティリティを実行します。
- Measurement & Automation Explorerで、メニューからツール→NI-488.2→対話式制御を選択します。
- コマンドプロンプトにてNI-488.2のAPIコールを入力し、計測器と対話式に通信を行います。例えば、用途によってibdev、ibclr、ibwrt、ibrd、ibonlなどを入力します。
対話式制御ユーティリティのヘルプを表示するには、対話式制御のコマンドプロンプトよりhelpと入力します。