gpib-32.dllエクスポート

gpib-32.dllは、グローバル変数とすべてのNI-488.2コールへのポインタをエクスポートします。グローバル変数（ibsta、iberr、ibcnt、ibcntl）へのポインタは、エクスポートされたこれらの変数を使ってアクセスできます。

int *user_ibsta;
int *user_iberr;
int *user_ibcnt;
long *user_ibcntl;

ibfind、ibrdf、ibwrtfを除き、すべてのNI-488.2コール名はgpib-32.dllからエクスポートされます。このため、ダイレクトエントリを使って特定の関数にアクセスしてエクスポートされた関数へのポインタを取得するには、GetProcAddressを呼び出して関数名をパラメータとして渡す必要があります。関数コールに使用するパラメータの詳細については、このヘルプファイルのキーワードを介してその関数のヘルプを参照してください。

ibfind、ibrdf、およびibwrtf 呼び出しはすべて、パラメータに名前を必要とし、ibfindはボード名またはデバイス名を必要とします。また、ibrdfとibwrtfはファイル名を必要とします。Windowsは標準（8ビット）とユニコード（16ビット）文字の両方をサポートしているため、gpib-32.dllはこれらの関数の2つのバージョンをエクスポートします。「ASCII」バージョンは8ビット文字（ibfindA、ibrdA、ibwrtA）用に、「Wide（幅広）」バージョンは16ビット文字（ibfindW、ibrdW、ibwrtW）用です。

ステータス変数へのポインタとロードされたgpib-32.dllへのハンドルに加えて、アプリケーションで使用する呼び出しのダイレクトエントリプロトタイプを定義する必要があります。gpib-32.dllでエクスポートされた各関数のプロトタイプについては、このヘルプファイルのキーワードを介してその関数のヘルプを参照してください。ダイレクトエントリのサンプルプログラムには、ダイレクトエントリによってgpib-32.dllにアクセスする方法が示されています。ダイレクトエントリについての詳細は、開発環境に組み込まれているヘルプを参照してください。