IBLINES

NI-488.2

IBLINES

ボードレベル


目的

GPIBの8本の制御ラインのステータスを返します。

形式

C

unsigned long iblines (int ud, short *clines)

Visual Basic

CALL iblines (ud%, clines%)

または

status% = illines (ud%, clines%)

対話式制御(使用に関する注意)

iblines

入力

ud ボードデスクリプタ

出力

clines GPIB制御ラインの状態情報を返します
関数からの戻り値 Ibstaの値

説明

iblinesは、GPIB制御ラインの状態をclinesに返します。clinesの下位バイト(ビット0から7)には、GPIBの各制御ラインのステータスを検知するGPIBインタフェースボードの機能を示すマスクが含まれます。上位バイト(ビット8〜15)には、GPIB制御ラインのステータス情報が設定されます。各バイトのパターンを次に示します。

7 6 5 4 3 2 1 0
EOI ATN SRQ REN IFC NRFD NDAC DAV

GPIB制御ラインがアサートされているかどうかを判断するには、まず下位バイトの該当ビットを調べ、ラインを監視できるかどうかを確認します。ラインが監視できる(該当ビット位置が1になっている)場合は、次に上位バイトの対応するビットを調べます。ビットが設定(1)されている場合、該当する制御ラインはアサートされています。このビットがクリア(0)であれば、制御ラインはアサートされていません。

サンプル

short lines;
iblines (ud, &lines);
if (lines & ValidREN) {  
/*RENがアサートされているか確認する*/
if (lines & BusREN) {
printf ("RENはアサートされています");
   }
}

発生する可能性のあるエラー

EDVR NI-488.2ドライバの構成またはインストールが正しくありません。
EHDL udが無効または範囲外です。
ELCK 他の処理によりロックされているため、要求された動作が行われませんでした。
ENEB インタフェースが取り付けられていないか、正しく構成されていません。
EOIP 非同期I/Oの処理中です。