IBEOS
ボードレベル/デバイスレベル
メモibeosは廃止されました。代わりにibconfig(IbcEOS)を使用してください。 |
目的
終端処理(EOS)の終端モードまたは文字を設定します。
形式
C
unsigned long ibeos (int ud, int v)
Visual Basic
CALL ibeos (ud%, v%)
または
status% = ileos (ud%, v%)
対話式制御(使用に関する注意)
ibeos v
入力
ud | ボードまたはデバイスデスクリプタ |
v | EOSモードと文字情報 |
出力
関数からの戻り値 | Ibstaの値 |
説明
ibeosは、ボードまたはデバイスのEOS終了モードまたはEOS文字を設定します。パラメータvに、新しく使用する文字列の終わり(EOS)の構成を記述します。vが0の場合、EOS構成は無効です。vが0以外の値の場合、下位バイトにはEOS文字、上位バイトにはEOSモードを定義するフラグが含まれます。
メモ EOSバイトを定義しても、書き込みI/O処理の終了時にドライバがEOS文字を自動的に送信することはありません。アプリケーションが定義するデータ文字列の末尾にEOS文字を挿入する作業は、アプリケーションが行う必要があります。 |
以下の表は、さまざまなEOS構成と対応するvの値を示します。コール中にエラーが発生しなければ、以前のEOS設定の値がIberrに返されます。
vの値 | |||
---|---|---|---|
ビット | 構成 | 上位バイト | 下位バイト |
A | EOSを検出したときに、読み取りが終了します。 | 00000100 | EOS文字 |
B | 書き込み関数実行時にEOSでEOIをアサートします。 | 00001000 | EOS文字 |
C | EOS文字を下位7ビット比較ではなく、8ビットすべてで比較します(すべての読み取りと書き込みコール)。 | 00010000 | EOS文字 |
構成ビットAとCは、読み取りI/O処理の終端方法を決定します。ビットAが設定されていて、ビットCが設定されていない場合、EOS文字の下位7ビットが一致するデータが読み取られた時点で読み取り処理を終了します。ビットAとCがともに設定されている場合、EOS文字の8ビットすべてが一致するデータが読み取られた時点で読み取り処理を終了します。
構成ビットBとCは、書き込みI/O処理がGPIBのEOIラインをアサートするタイミングを定義します。ビットBが設定されていて、ビットCが設定されていない場合、EOS文字の下位7ビットに一致したデータが書き込まれた時点でEOIがアサートされます。ビットBとCがともに設定されている場合、EOS文字の8ビットすべてに一致するデータが書き込まれた時点でEOIがアサートされます。
EOSとEOIの終了方法についての詳細は、データ転送を終了するを参照してください。
サンプル
ibeos (ud, 0x140A);
/* ユニットデスクリプタudに対して、改行文字
(16進0A)で読み取り作業を終了するように
ソフトウェアを構成する */
ibeos (ud, 0x180A);
/* ユニットデスクリプタudによって改行文字
(16進0A)が書き込まれた場合はいつでも
GPIB EOIラインをアサートするように
ソフトウェアを構成する */
|
発生する可能性のあるエラー
EARG | 上位バイトvに無効なビットがあります。 |
EDVR | NI-488.2ドライバの構成またはインストールが正しくありません。 |
EHDL | udが無効または範囲外です。 |
ELCK | 他の処理によりロックされているため、要求された動作が行われませんでした。 |
ENEB | インタフェースが取り付けられていないか、正しく構成されていません。 |
EOIP | 非同期I/Oの処理中です。 |