タグによるファイル管理
NyanFi では、すべての種類のファイルやディレクトリにタグ(ラベル)を付けて管理することができます。
これは、一部のファイルに対して「プロパティ」で設定できるタグとは無関係です。また対象そのものには一切変更を加えません。
- タグの設定
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ファイラーやイメージビュアーで SetTag コマンドを実行すると、「タグの設定」ダイアログが開き、選択中(無ければカーソル位置)の項目にタグを設定できます。
また AddTag コマンドでは、「タグの追加」ダイアログによって対象項目にタグを追加できます。
なおコマンドのパラメータに ; (セミコロン)だけを指定すると、ダイアログの代わりに入力ボックスでタグを指定できます。
項目からタグを削除したい場合は、DelTag コマンドを用いてください。
設定されているタグは、ファイル情報で確認できます。ファイル情報を取得していない項目についてもタグは表示されます。
ステータスバーに表示したい場合は、オプション設定 - デザイン - ステータスバーの書式 に $PR(タグ) を設定してください。
イメージビュアーでは、サムネイルの下部にタグを表示できます。
- タグ検索
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ファイラーで FindTag コマンドを実行すると、「タグ検索」ダイアログが開き、ファイルやディレクトリに設定されているタグを検索できます(コマンドのパラメータに ; だけを指定すると、ダイアログの代わりに入力ボックスで検索)。
一覧の右クリックメニューにある「コマンドファイルとして保存」で、現在の設定で検索を行うコマンドファイルを作成できます。「カレント側で検索」と「反対側で検索」のいずれかを選べます。これをワークリスト等に登録すると便利かもしれません。
オプション設定 - デザイン - ファイルリスト で「タグ検索では「タグ」列を表示」をチェックしていると、結果リストに「タグ(場所)」列が表示されます(ソートはパス付きファイル名)。
この場合、タグも IncSearch、Filter コマンドの検索対象となります。
結果リストに対して反対側から Copy コマンドを実行すると、対象に検索タグが追加され再検索が行われます(結果リストに項目が追加されたようになります)。対象をドラッグ＆ドロップした場合も同様です。
結果リストから項目を除くには DelTag コマンドを用いてください。Delete コマンドだと実体が削除されてしまいます。
タグ検索は、「ファイル名検索」(FindFileDlg)の拡張検索によっても可能です。この場合、様々な条件とともにカレントのリストに対する検索を行えます。FindTag コマンドの結果リストに対する絞り込み検索も可能です。
特定のタグ検索を登録ディレクトリダイアログに登録することもできます。
- タグデータ
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タグに関するデータは、NyanFi 実行ディレクトリの TAGDATA.TXT というファイルに、"ファイル名またはディレクトリ名 [TAB] タグ" という書式で保存されています。
このファイルは、タグを変更するたびに更新されます。また、外部による変更によってタイムスタンプが変化していた場合、コマンド実行前に再読み込みされます。
項目の移動や改名を行った場合、そのタグは維持されます。
また オプション設定 - 一般 - コピー動作の「タグをコピー」がチェックされていると、コピーの際にもタグが反映されます。
NyanFi 上で項目を削除した場合や、タグ検索でマッチした項目が存在しなくなっていた場合(無効なドライブは除く)、設定されていたタグデータは自動的に削除されます。
ファイラーで TrimTagData コマンドを実行すると、存在しない項目に関するタグデータが一括で削除されます。無効なドライブのデータも削除されますので注意してください。
- タグの配色
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ファイルリスト、ファイル情報、およびイメージビュアーのサムネイルにタグを表示する際の文字色は、オプション設定 - フォント・配色 - 「タグ別配色」で設定できます(無設定の場合、「配色」の「デフォルトのタグ色」)。
反転 をチェックしていると、タグの文字色/背景色が反転表示になって見やすいかもしれません。
配色は、タグ関係のダイアログで、下部設定パネルや一覧の右クリックメニューから直接設定することも可能です。