ディレクトリ履歴

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ディレクトリ履歴

DirHistory コマンドを実行すると、ディレクトリ履歴が表示されます。
また DirStack コマンドを実行すると、この画面を利用してディレクトリ・スタックの内容が表示されます。

ディレクトリ履歴は、タブごとに、左右のリストについて個別に管理されます。
ただし、コマンドのパラメータに GAGSFM を指定すると、全体としての履歴が表示されます。これは、タブ毎や左右の個別履歴とは別に管理されており、このコマンドでの表示にのみ用いられます。
ディレクトリ・スタックは、全体で共通です。

一覧でのキー操作
190キーではそのディレクトリに(FM の場合を除く)、ENTERキーでは、カーソル位置のディレクトリに移動します。
オプション設定 - 一般 - ディレクトリ履歴 で「カーソル位置を記憶」がチェックされていると、カーソル位置も復元されます。
一覧でのカーソル移動は、ファイラーで割り当てられているのと同じキーで行えます(Ctrl+E/Ctrl+X(↑/↓)、Ctrl+R/Ctrl+C(PGUP/PGDN)も利用可能)。
DELキーや Delete コマンドが割り当てられているキーを押すと、カーソル位置のディレクトリを履歴から削除できます。ただし2ストロークキー操作には対応していません。
画面を閉じたい場合は、ESC(or Alt+F4)キーか、ReturnList が割り当てられているキーを押してください。
ファイラーで ToLeft / ToRightToParentOnLeft / ToParentOnRight コマンドが割り当てられているキーや、 / キーを押すと、反対側の履歴が参照表示されます。この場合は、履歴の移動ではなく、選択したディレクトリへの移動動作になります。
ファイラーで PropertyDlg コマンドが割り当てられているキーを押すと、カーソル位置のディレクトリのプロパティが表示されます(右クリックメニューからも可能)。
インクリメンタルサーチ
コマンドのパラメータに FM を指定した場合、全体としての履歴をソートして表示しますが、文字列を入力すると、それが含まれるディレクトリをインクリメンタルサーチモードで絞り込むことができます。
複数のキーワードを空白で区切って入力するとAND検索、"|" で区切るとOR検索になります。区切りが混在しているその場合は、空白(AND)の方が | (OR)よりも優先順位が高くなります。
: "dat" と "nyan" の両方が含まれているか、"usr" と "nyan" の両方が含まれている。
 dat nayn|usr nyan
なお階層の区切り記号は \/ のどちらでもマッチします。
BSまたはCtrl+Hで一文字後退、インクリメンタルサーチで ClearIncKeyword コマンドが割り当てられているキーで入力がクリアされます。
MigemoMode コマンドが割り当てられているキーで Migomo モードに切り替えると、日本語を含む名前も検索できます。
このモードを利用する場合は、オプション設定 - 一般 - ディレクトリ履歴 で「全体履歴を別ファイルに保存」をチェックするとよいでしょう。保存する履歴数が無制限になります。
この場合、右クリックメニューの「指定ディレクトリ以下を全体履歴に追加」が有効になり、指定ディレクトリ以下のすべてのサブディレクトリを全体履歴に追加できます(ESCキーで中断可能)。
その他
オプション設定 - 一般 - ディレクトリ履歴 で「重複する履歴の削除する」がチェックされていると、履歴が追加される際に、既存の重複項目が削除されます。一覧でディレクトリを選ぶことが多い場合は、この方が探しやすいでしょう。チェックを外すと単純な履歴動作となります。BackDirHist/ForwardDirHist コマンドを用いる場合は、チェックを外した方がよいでしょう。なお全体履歴については、この設定にかかわらず重複項目が削除されます。
履歴の存在チェックを行わない」がチェックされていると、存在しなくなったディレクトリが一覧に残っている場合があります。そこへ移動しようとすると、警告が出てその項目が削除されます。
履歴に入れないパス」を設定しておくと、その語が含まれているパスは履歴に追加されません。
サイズと位置をファイルリストに合わせる」では、メイン画面のファイルリスト全体を覆うように、ダイアログの位置とサイズを調整します。