.nyanfi ファイルによるファイラー設定
ディレクトリに .nyanfi という名前のファイルを置くと、カレント側でそのディレクトリに移動したとき、ファイラー設定を自動的に変更できます(隠し属性にして非表示の場合にも有効)。
また、別のタブに移ったとき、反対側ディレクトリに対しても、ソート方法(SortMode)とパスマスク(PathMask)については、その .nyanfi 設定が適用されます。
オプション設定 - 一般2 - その他 で「.nyanfi がない場合、上位から継承」がチェックされていると、移動したディレクトリに .nyanfi がなかった場合、親ディレクトリへ(ルートまで)さかのぼって検索し、見つかったらその内容を適用します。
また、「ユーザ名別を作成」がチェックされていると、現在のユーザ名にしたがって ".nyanfi_ユーザ名" という名前で .nyanfi ファイルを作成し、それを適用します。これにより、共有フォルダを複数ユーザで利用するような場合、ユーザごとに設定を分けられます。
ファイラーで DotNyanDlg コマンドを実行すると、.nyanfi ファイルの設定ダイアログが開き、カレント側ディレクトリの .naynfi ファイルを作成/変更/削除できます。
カレントに .nyanfi ファイルがない場合、継承ボタンを押すと、親ディレクトリをルートまでさかのぼって .nyanfi ファイルを検索し、見つかったらその内容を設定します。「配色」、「背景画像」、「サウンド」、「コマンドファイル」のボタンでは個別に、ダイアログ下端のボタンではすべての内容を継承して設定します。
.nyanfi ファイルは 名前=設定値 の書式で、以下のような設定が可能です。直接編集してもかまいません。
- ソート方法
SortMode=F|E|D|S|A|U
NaturalOrder/DscNameOrder/SmallOrder/OldOrder/DscAttrOrder=1|0 - ファイルリストのソート方法を設定します。
F :名前順、E :拡張子順、D :更新日時順、S :サイズ順、A :属性、U : なし となります。
ソート順も変えたい場合は、 そのまま のチェックを外して、その下の各チェックボックスを設定してください。
→ SortDlg
- 隠しファイル
ShowHideAtr=1|0 - 隠しファイル属性項目の表示/非表示を設定します。1 で表示、0 で非表示となります。
→ ShowHideAtr
- システムファイル
ShowSystemAtr=1|0 - システムファイル属性項目の表示/非表示を設定します。1 で表示、0 で非表示となります。
→ ShowSystemAtr
- アイコン
ShowIcon=0|1|2 - アイコンの表示/非表示を設定します。0 で非表示、1 で表示、2 でフォルダアイコンのみ表示となります。
→ ShowIcon
- サイズ表示
ShowByteSize=1|0 - ファイルサイズ表示がバイト単位かTB/GB/MB単位かを設定します。1 でバイト単位、0 でTB/GB/MB単位となります。
→ ShowByteSize
- 左右ディレクトリの同期変更 SyncLR=1|0
- 反対側の階層を同期して変更する機能の有効/無効を設定します。1 で有効、0 で無効となります。
→ SyncLR
- ファイルリストの幅
ListWidth=パーセント値 - ファイルリストの幅を設定します。
→ WidenCurList
- パスマスク
PathMask=[:マスク名:][!]マスク[\][;[!]マスク[\]...] - パスマスクを設定します。
マスクは、; (セミコロン)で区切って複数指定できます。マスクの先頭に ! があると除外になります。また、末尾が \ の場合はディレクトリとみなされます。
説明文字列の書式でマスク名を指定すると、ドライブ情報にそれが表示されます。無指定の場合は、マスクがそのまま表示されます。
例:PathMask=:画像:*.jpg;*.png;*gif
→ SetPathMask
- GREPマスク
GrepMask=マスク - 文字列検索(GREP)で検索する際のマスクを設定します。マスクは ; (セミコロン)で区切って複数指定できます。
→ GrepSetMask
- 説明
Description=説明 - ディレクトリについての説明です。
記述しておくと、ディレクトリについてのファイル情報に表示されます。
- 配色
Color_bgDirInf/Color_fgDirInf/Color_bgDrvInf/Color_fgDrvInf/Color_Cursor/Color_selItem=カラー値 - ファイルリストの一部の配色を個別に設定できます。ディレクトリを移ったとき、指定がなければ通常の配色に戻ります。
- 背景画像
BgImage=ファイル名 - 指定した画像ファイル(メタファイルは除く)を背景画像として読み込みます。ドライブ指定がない場合は NyanFi ディレクトリからの相対指定とみなされます。
オプション設定 - デザイン の「背景画像」が「非表示」または「デスクトップ背景を表示」の場合には読み込まれません。
→ LoadBgImage
- サウンド
PlaySound=ファイル名 - 指定したサウンドファイル(.wav、.mp3、.mid)を再生します。
ドライブ指定がない場合は NyanFi ディレクトリからの相対指定とみなされます。
→ PlaySound
- コマンドファイル
ExeCommands=@コマンドファイル名 - 指定したコマンドファイルを ExeCommands コマンド のパラメータとして実行します。
セキュリティを考慮し、実行できるのは NyanFi ディレクトリから相対指定のコマンドファイルに制限されます。
また、オプション設定 - 一般2 - その他 で「.nyanfi でのコマンドファイル実行を許可」がチェックされている必要があります。
なお、これが設定されていると、オプション設定 - イベントの「カレントのディレクトリ変更(FL)」に設定されているコマンドは実行されません。
- 「カレントのディレクトリ変更」を抑止
Handled=1|0 - これを 1 に設定すると、オプション設定 - イベントの「カレントのディレクトリ変更(FL)」に設定されているコマンドが実行されません。
- 隠しファイル
- .nyanfi を作成/変更する際に、隠しファイル属性を設定します。