AT EシリーズEEPROMを更新する
1995年12月以前に出荷されたAT Eシリーズデバイスを使用している場合は、EEUPDATEユーティリティを実行して、現在のAT Eシリーズデバイスに適合するようにEEPROMの内容を更新する必要があります。
EEUPDATEユーティリティを使用すると、以下の問題を修正することができます。
- コンピュータの設定マネージャまたはPnP BIOSは、フロッピードライブ用のDMAレベルをAT Eシリーズデバイスに割り当てます。通常はこれによって、コンピュータにAT Eシリーズデバイスを取付けた状態で電源を入れると、フロッピードライブが破損します。
解決法—フロッピードライブサポートなしでコンピュータを起動し、それからEEUPDATEユーティリティを実行してデフォルトISAオプションでEEPROMを再プログラムします。
メモ この方法は、ハードドライブにEEUPDATEプログラムが常駐していなければ有効ではありません。ハードドライブにEEUPDATEユーティリティがまだインストールされていない場合は、インストールしてからフロッピードライブを無効にする必要があります。 - ISAバスコンピュータにはEISA DMAコントローラが搭載されており、それによってご使用のコンピュータのプラグアンドプレイ対応のBIOSがデバイスに下位DMAチャンネルの0、1、2、または3を割り当てることがあります。NI-DAQでは、それらのDMAチャンネルを使用できません。
解決法—EEUPDATEユーティリティを実行して、EEPROMをデフォルトISAオプションで再プログラムします。
- AT Eシリーズデバイスの最初の論理デバイスには、それに関連付けられた基本設定が4つでなく3つしかありません。4つめの基本設定はデバイスにベースアドレスのみを割り当て、DMAやIRQリソースは割り当てません。
解決法—EEUPDATEユーティリティを実行して、コンピュータのバスタイプによって、EEPROMをデフォルトISAオプションかデフォルトEISAオプションのいずれかで再プログラムします。
- AT EシリーズデバイスはEISAバスマシンにインストールされていて、ユーザがDMA 0、1、2、または3を使用したい場合(1995年12月以降に製造されたデバイスは、出荷時にデフォルトのISAモードに設定されているため、DMAチャンネル0、1、2、3は要求されません)。
解決法—EEUPDATEユーティリティを実行して、EEPROMをデフォルトEISAオプションで再プログラムします。
- AT EシリーズデバイスはEISAバスコンピュータ用に構成されていますが、ISAバスコンピュータで使用したい場合(1995年12月以前に製造されたデバイスのデフォルト構成はEISAモードです)。
解決法—カスタム構成オプションは使用できますが、そのオプションを実行する前にナショナルインスツルメンツの アプリケーションエンジニアにご相談ください。
AT EシリーズデバイスのEEPROMを更新する必要がある場合は、 ウェブサイトから eeupdate.zipファイルをダウンロードします。