AT EシリーズデバイスからすべてのDMAチャンネルを解放する

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AT EシリーズデバイスからすべてのDMAチャンネルを解放する

AT Eシリーズデバイスが割り込みだけを使用するようにしたい場合は、デバイスにDMAチャンネルが割り当てられていても、NI-DAQ関数Set_DAQ_Device_Info (またはLabVIEW Set DAQ Device Information VI) を呼び出して、転送モードを割り込みのみに変更します。これに代わって、デバイスマネージャを使用して、AT Eシリーズデバイスに割り当てられたDMAチャンネルをすべて削除することもできます。以下の手順に従って、Windows 2000/XPでDMAチャンネルを解放してください。

  1. Windows 2000/XPでは、スタート→設定→コントロールパネル→システムを選択してデバイスマネージャを開きます。システムのプロパティウィンドウで、ハードウェアタブを選択します。デバイスマネージャをクリックします。
  2. データ集録デバイスを展開して、インストールされているDAQデバイスの一覧を表示します。各AT Eシリーズデバイスでは、Logical Device(1 of 2)Logical Device(2 of 2)という接尾語のついた2つの項目が表示されます。これはプラグアンドプレイの制約によるものです。
  3. 最初の論理デバイス(Logical Device)を選択して、プロパティボタンをクリックします。デバイスのプロパティウィンドウで、リソースタブを選択します。「設定」と表示されたフィールドのとなりで、最初の論理デバイス用に基本設定0002または0003を選択し、両方のDMAチャンネルを削除します。
  4. 2つめの論理デバイスに割り当てられたDMAチャンネルを削除するには、全般タブの画面の左下にあるデバイスの使用の2つめの論理デバイスのチェックボックスを選択解除します。コンピュータを再起動します。
  5. 次回MAXを実行すると、そのデバイスに関連付けられたDMAチャンネルは表示されません。このようにならない場合は(2つめの論理デバイスを無効にしても、Windows 2000/XPはDMAチャンネルが割り当てられていると報告する場合があります)、以下のどちらかの方法を実行してみてください。
    • ご使用のコンピュータの「コンピュータのプロパティ」ページでリソースを予約するのが、最も簡単な方法です。プロパティにアクセスするには、デバイスマネージャのコンピュータアイコンを右クリックし、プロパティを選択します。コンピュータのプロパティボックスが開いたら、ダイレクトメモリアクセス(DMA)オプションを選択してから、リソースの予約タブを選択します。ISAバスコンピュータを使用していてAT EシリーズデバイスにDMAリソースを割り当てたくない場合は、チャンネル5、6、7のうちで他のデバイスで使用されていないものを予約してください。
    • もう1つの方法は、AT Eシリーズデバイスに割り当てる前に、使用可能なDMAチャンネルをすべて他のデバイスに割り当てられるようにする方法です。他のハードウェアにDMAチャンネルを割り当てる必要があるときは、まずハードウェアをインストールします。AT Eシリーズデバイスがすでにインストールされている場合は、 他のハードウェアが追加された後に、デバイスマネージャから削除して再度更新します。

AT EシリーズデバイスおよびEISAバスコンピュータを使用している場合は、 EISA バスコンピュータを参照してください。