Measurement Studioでコードを生成する
このセクションでは、Measurement Studioでのコード生成のしくみと、DAQアシスタントを使用したコード生成の方法について説明します。
コード生成の種類
Measurement Studioでは、2つのタイプのコードを生成することができます。コードのタイプと特記事項についての一般情報は、生成コードを参照してください。
- サンプル―このオプションでは、タスクを持つ関数を作成し、ソースファイルをプロジェクトに追加します。
- 構成―DAQアシスタントはタスクをプログラム的に作成する関数を生成し、DAQmxLoadTask関数がこの関数に対する呼び出しに置き換えられます。
注意 生成された構成コードには、グローバル仮想チャンネルとタスクを作成するためのコードが含まれますが、スケールを作成するためのコードは含まれません。スケールを含むアプリケーションの配置のための構成コードを生成する場合には、ターゲットコンピュータでスケールが構成されていることを確認する必要があります。配布オプションについては、『Deployment in the NI-DAQmx Help』を参照してください。
Measurement Studioでコードを生成する
タスクの構成と保存が済むと、クラスが生成されてプロジェクトに追加されます。クラスには、.mxbファイルに格納されている構成情報に対応するソースコードが含まれています。
メモ DAQアシスタントの構成エディタを使用してDAQmxタスククラスを変更すると、.mxbファイルが保存され、タスクコードが再生成されます。生成されるソースコードファイルを直接変更すると、.mxbファイルのソースコードが再生成されたときにこの変更は失われます。DAQアシスタントが生成するコードを強化または拡張するには、ソースコードファイルをコピーしてDAQmxタスククラスの名前を変更し、コピーしたファイルをプロジェクトに追加します。コピーしたファイルは.mxbファイルには関連付けられません。その結果、DAQアシスタントはソースコードファイルを上書きしません。 |
.NET DAQmxタスククラスのためのコードを生成する
DAQmxタスククラスのコードは、.csまたは.vbソースコードの隠しファイルに含まれています。このソースコードファイルは.mxbファイルと同じベース名ですが、拡張子がソースコードの言語に対応しています。.csまたは.vbの隠しファイルを表示するには、以下の手順に従ってください。
- ソリューションエクスプローラのツールバーですべてのファイルを表示を選択します。
- ソリューションエクスプローラで、.mxbファイルのノードを展開します。
- .csまたは.vbファイルを右クリックして、コードの表示を選択してコードを表示します。
ソースコードを生成するため、.mxbファイルには、DAQアシスタントを.mxbファイルに関連付けるカスタムツールプロパティがあります。
ヒント .mxbファイルのプロパティ設定を表示することができます。ソリューションエクスプローラのファイルを選択して、プロパティウィンドウ(View→Properties Window)でそのプロパティを表示します。 |
Visual C++ DAQmxタスククラスのためのコードを生成する
DAQmxタスククラスコードは、プロジェクトの.hファイルおよび.cppファイルに含まれています。これらのファイルは.mxbファイルと同じベース名ですが、ヘッダファイルとソースファイルの拡張子は異なります。
Measurement Studioアドインは、.mxbファイルへのすべての変更を監視します。Visual C++プロジェクトに含まれる.mxbファイルが保存されると、アドインによってDAQアシスタントは.mxbファイルに格納されている構成用のソースコードを生成します。
コードの生成とMeasurement Studioでのタスク使用についての詳細は、『NI Measurement Studio Help』を参照してください。