音圧を測定する
「音圧」は空気の静圧の動的な変化分で、単位面積あたりに働く力(Pa)として測定されます。瞬間的な音圧は、通常、一定期間で平均化して音圧レベルを求めます。音圧レベルは、通常、人間の聴覚に似た対数振幅スケールで表されます。対数スケールでの通常の値は、0 dBの音圧レベルです。これは、人間の聴覚の平均的なしきい値にあたり、通常の会話では60から70 dB、非常に大きな音のコンサートでは110 dB、近距離でのロケット発射やジェットエンジンの騒音では150 dBです。
デシベル単位の音圧レベル(SPLまたはLP)は以下のとおり定義されます。
SPL = 20 log10 (p/pref)
ここで、p はPa単位の瞬間的な音圧で、pref は20 μPaです。これは、人間の聴覚のしきい値に対応した音圧測定の国際的に承認された基準です。
音圧を測定するには、マイクロホンを使用します。マイクロホンはトランスデューサとして動作し、瞬間的な音圧に比例する電圧信号を作成します。
アナログ入力デバイスの中には、プログラム可能なACまたはDCカプリングをサポートするものもあります。デバイスがこの機能をサポートする場合、音圧測定タスクのデフォルトはACカプリングになります。別のカプリング状態が必要な場合は、プログラムでこのプロパティを変更できます。