スケールを作成または編集する
DAQアシスタントを使用して、タスクおよびグローバル仮想チャンネルのスケールの作成および編集をすることができます。NI-DAQmxスケールを使用して、物理チャンネルによって測定されたプリスケール単位からトランスデューサやアクチュエータに関連したスケールの単位への変換を指定することができます。その後、このスケールを1つまたは複数の仮想チャンネルに関連付けることができます。
NI-DAQmxスケールは、作成する必要がないことがよくあります。これは、NI-DAQmxにより、ほとんどの一般トランスデューサとアクチュエータがサポートされているためです。たとえば、アナログ入力温度仮想チャンネルの作成時に、測定に使用するトランスデューサのタイプ(サーミスタ、RTD、熱電対など)を指定することができます。ただし、NI-DAQmxによりトランスデューサやアクチュエータが明示的にサポートされていない場合には、プリスケール単位をスケール後の単位に変換する方法を指定するNI-DAQmxスケールを作成することができます。1つのNI-DAQmxスケールを複数の仮想チャンネルに関連付けられることに留意してください。つまり、スケールが同じ場合は、各仮想チャンネルごとにNI-DAQmxスケールを作成する手間が省けます。
スケールを作成する
新しいスケールを作成するには、以下の手順に従ってください。
- 以下の要領で、新しいスケールを作成することができます。
- DAQアシスタント―スケールのアイコンをクリックして新規作成を選択します。
- MAX―ツリー構図からスケールを右クリックして、新規スケールを選択します。新規作成ウィンドウでNI-DAQmxスケールを選択します。
- LabVIEW―DAQmxスケール名制御器をフロントパネルに配置します。制御器を右クリックして、新規スケール(DAQアシスタント)を選択します。
- スケールを作成ウィザードが起動されたら、スケールのタイプを選択して次へをクリックします。
- 新しいスケール名を入力します。
- 終了をクリックして、DAQアシスタントでスケールの構成を続けます。
- OKまたはスケールを保存をクリックして、スケールをMAXに保存します。
スケールを編集する
LabVIEW―以前保存したカスタムスケールを編集するには、以下の手順に従ってください。
- DAQmxスケール名制御器をブロックダイアグラムに配置します。
- 以前作成、保存しておいたカスタムスケールを選択します。
- 制御器を右クリックして、スケールを編集(DAQアシスタント)を選択します。
- DAQアシスタントでスケールを変更する
- OKをクリックして変更を保存します。
MAX―以前保存したカスタムスケールを編集するには、以下の手順に従ってください。
- スケールを展開します。
- 編集するスケールをクリックします。
- DAQアシスタントでスケールを変更する
- 終了したらスケールを保存をクリックします。