パルスを生成する
カウンタを使用してパルスを出力することを、パルス生成といいます。測定デバイスには、デバイスのカウンタ/タイマからTTLパルスを生成できるものがあります。パルスはLOW(最初はHIGH、次はLOWパルス、そしてHIGHに戻る)、HIGH(最初はLOW、次はHIGHパルス、そしてLOWに戻る)のいずれかです。パルスは別の測定や生成のクロック信号、ゲート、またはトリガとして使用することができます。
それぞれのパルスやパルス列は以下の3つの部分から構成されています。
- 初期遅延―パルスを生成する前に出力が待機状態になる時間。
- HIGH時間―パルスがHIGHレベル(5V)となる時間。
- LOW時間―パルスがLOWレベル(0V)となる時間。
DAQアシスタントを使用して、タスクで生成したパルスのHIGHレベルまたはLOWレベル時間を設定できます。
パルス生成の極性は、待機状態によって制御されます。待機状態がLOWに設定されていると、パルス生成は、初期遅延はLOWで開始され、HIGH時間分はHIGHに移り、その後LOW時間分はLOWに移ります。希望のパルス数だけHIGH時間とLOW時間が繰り返されます。待機状態がHIGHに設定されていると、パルス生成は、初期遅延はHIGHで開始され、LOW時間分はLOWに移り、その後HIGH時間分はHIGHに移ります。希望のパルス数だけLOW時間とHIGH時間が繰り返されます。どちらの場合も、生成の完了後に待機状態で出力がリセットされます。