1.6 Lroute.dat の拡張機能
新しいユーザーはこのメモを読む必要はありません。LANSA V10.7以降、以前はlroute.datファイルにあったリスナーレコードがListen.datという新しいファイルから読み込まれます。lroute.dat からリスナーレコードを取り除いたことにより、全てのLANSA構成でlroute.dat ファイルを共有することができるようになりました。（それぞれの構成ごとに独自のポート番号を持つListen.dat のコピーをして下さい）
下位互換性を保つために、リスナーレコードはlroute.dat からは削除されません。
Listen.dat という新しいファイルはLANSAのインストールもしくはアップグレードの際に作成されます。
複数の構成 – クライアント /サーバー
以下の例にも示されている通り、クライアントとサーバーの構成とバージョンにより、lroute.date の要求が若干異なります。
LANSA v 10.7 以降のバージョンでは、クライアントとサーバーの両方からそれぞれのLANSA構成のLroute.dat を共有できます。
LANSA V10.7 以前のバージョンでは、Lroute.dat ファイルは全ての構成で共有することが可能でしたが、リスナーはいずれの時でも１つしか実行できませんでした。
クライアント PC
この例ではクライアントPC 側で全ての構成およびバージョンで同じ lroute.dat を共有することが可能です:
LANSAV10\Connect
\Open
\LANSA
\X_WIN95
LANSAV10_7\Connect
\Open
\LANSA
\X_WIN95
LANSAV9\Connect
\LANSA
\X_WIN95
LANSAClient\Connect
サーバー PC
サーバー側では全ての構成およびバージョン間でlroute.dat を共有出来るわけではありません。以下の例では、 全てのV10.7 以前のバージョンのサーバーが同時に実行されていますが、それぞれの構成には独自のlroute.dat が必要です。
V 10.7 以降のバージョンのみが１つのlroute.dat を何のコンフリクトもなく共有することが可能です。
LANSAV10\Connect
\Open
\LANSA
\X_WIN95
LANSAV10_7\Connect
\Open
\LANSA
\X_WIN95
LANSAV11\Connect
\Open
\LANSA
\X_WIN95
LANSAV9\Connect
\LANSA
\X_WIN95
複数の Web インスタンス (マルチホーミング)
このlroute.dat の変更によりISAPI プラグインの構成に問題が起こることはありません。これは１つのシステムにアクティブなISAPI プラグインのコピーは１つしかないからです。ISAPI プラグインはLANSA通信エクステンションのクライアント側にあり、他の構成と共にシステム上でlroute.dat を共有する、もしくはISAPI 構成の接続ディレクトリの中で独自のlroute.dat を持つことも可能です。