1 1 LANSA通信エクステンションとは

LANSA

1.1 LANSA通信エクステンションとは ?

LANSAの通信エクステンションは、IMB i、WindowsやLinusのホストへの通信方法としてTCP/IP(ソケット)を使用することを可能にします。これらのエクステンションは、APPCインターフェースを経由してソケット・インターフェースにアクセスすることにより、LANSAワークステーション製品に対して、ネイティブなTCP/IPソケットのサポートを提供します。

 

ホスト上では、これらのエクステンションは、要求されたトランザクション・プログラム(TP)を呼び出し、呼び出されたTPをクライアントによって提供されるユーザー名とパスワードのもとで実行します。そのことによって、クライアントの接続要求を処理するための"ソケット・リスナー"を提供します。ホスト上では、各トランザクション・プログラムは、それぞれのジョブを実行します。これは、セッション・ジョブと言われています。

リスナーは暗号化を可能にすることで通信回線の機密保護の有無を決定できます。省略値は暗号化しないに設定されています。この設定は 「機密密保護設定」に説明されている暗号化アルゴリズムのひとつを選択することによって変更できます。