3 3 IBM i 上でリスナー ジョブを実行する

LANSA

3.3 IBM i 上でリスナー・ジョブを実行する

3.3.1 リスナージョブの開始

3.3.2 リスナージョブの終了

サブシステムの設定

セッション・ジョブを実行するサブシステムを定義するため、LANSA通信エクステンション定義で入力したジョブ記述のパラメータを使用してください。セッション・ジョブを実行するサブシステムは、実行したいと思っているだけの数のアクティブ・ジョブが可能なものでなければなりません。そうでないと、リスナーによって投入されたセッション・ジョブはキューに入れられ、接続要求を受け取ることができません。

機密保護に関する考慮事項

セッション・ジョブは、リスナー・ジョブと同じユーザー・プロフィールのもとで開始されます。接続要求を受け取ると、セッション・ジョブは、リモート・セッションを要求するユーザーの"サインオン"を実行します。新しいユーザーがサインオンすると、ジョブは新しいユーザー・プロフィールのもとで実行されます(ライブラリ・リストは、新しいユーザーの初期ライブラリ・リストに変更されます)。

ユーザーのサインオンを実行するため、セッション・ジョブは、IBMが提供するAPIs QSYGETPH、QWTSETP、QSYRLSPHを使用します。プログラムLCOTPを所有するユーザー・プロフィールは、これらのAPIsの使用権限を持っていなければなりません。

セッション・ジョブはサインオンしたユーザー・プロフィールのもとで実行されますが、初期のジョブ名は変更されないことに注意してください。セッション・ジョブを実行しているユーザーを識別するために、ジョブ名のユーザー・コンポーネントを信用してはいけません。セッション・ジョブの現在のユーザー属性を検索するべきです。これはLANSAによって処理されますが、非LANSAプログラムを使用している際は、そのことを知っておくべきでしょう。