6.3 Windows ホスト
複数のVisual LANSAシステムを1台のコンピュータ(Windows Server のOSが好ましい)にインストールし、構成することが可能です。ここでは1台のサーバーに複数のVisual LANSA システムをインストールする方法を説明します。
この例ではVisual LANSAシステムはそれぞれ別のデータベースを使用しており、リスナーはそれぞれのVisual LANSAシステムの通信を制御するために特定のポート番号で実行されるよう構成されます。
Visual LANSAをマスター/スレーブのサーバー構成でインストールする場合、LANSA通信ソフトはサブディレクトリCONNECT にインストールされます。
このインストールと構成の例ではVisual LANSA システムの名前に一例として次の名前を使用しています。
- 最初の Visual LANSA システムの名前: Visual LANSA1
- 2番目のVisual LANSA システムの名前: Visual LANSA2
最初の Visual LANSA システムをインストールする
1. Visual LANSA1 システムはC:\Visual LANSA1 ディレクトリにインストールされます。
- インストール中はリスナーを手動で開始するよう設定して下さい。 *
2. LANSA のメニューから[構成/管理]フォルダを選択し、[LANSA コミュニケーション管理機能]をスタートさせて下さい。
3. メニューオプション[拡張設定(A)]の[リスナー(L)...]よりリスナーポート番号を定義して下さい。Visual LANSA1 システムにはリスナーが同じポート番号に定義されます。例: 4550
4. Visual LANSA1 システムのホストルート情報の詳細を定義して下さい。
5. リスナーをテストして下さい。
- リスナーを開始・停止し、サービスコンソールで実行されているサービスをよく監視して下さい。
- 定義された LConnect サービスが実行されているはずです。
2番目のVisual LANSA システムをインストールする
1. Visual LANSA2 システムはC:\Visual LANSA2 ディレクトリにインストールされます。
- インストール中はリスナーを手動で開始するよう設定して下さい。 *
2. LANSA のメニューから[構成/管理]フォルダを選択し、[LANSA コミュニケーション管理機能]をスタートさせて下さい。
3. メニューオプション[拡張設定(A)]の[リスナー(L)...]よりリスナーポート番号を定義して下さい。Visual LANSA2 システムにはリスナーが同じポート番号に定義されます。例: 4560
4. Visual LANSA2 システムのホストルート情報の詳細を定義して下さい。
5. リスナーを手動でスタートさせて下さい。サービスコンソールからLConnect サービスが監視できます。
6. 同一のマシンで実行されている2つのリスナーの動作をテストするには、両方のデータベースを同時に接続してみて下さい。
LANSA Web アドミニストレータ/ファンクションエディタやLANSA のクライアントがVisual LANSA1 と Visual LANSA2 システムに接続するようにインストールされている場合は、構成してから使用して下さい。
*インストール時にリスナーを手動で開始するよう設定しなかった場合、リスナーのポート番号を変更する時にリスナーを停止し、開始させなければなりません。これが手動スタートに設定されているとリスナーを開始する前に停止させる必要はありません。しかしながら、手動スタートに設定されている場合、リスナーを使用する度に手動でスタートさせなければなりません。Windows サービスを通してこれを自動に変更することは可能です。