4 1 Linux 通信の構成ファイル

LANSA

4.1 Linux 通信の構成ファイル

LANSA for Linux は次の3つの構成ファイルを使って通信に必要となる様々な条件を構成していきます。

  • lansa.ini
    メインとなる構成ファイルで、別の構成ファイルの省略値のファイルロケーションを変更したり、共通のログ、トレースのパラメータを提供したりします。
  • listen.dat
    リスナーの構成ファイルで、使用するTCP ポート番号やログ、トレース用の様々なパラメータ、その他の設定が含まれています。
  • lroute.dat
    通信ルートテーブルでホストルートやルートに関連したログ、トレースのパラメータ情報やその他の設定が含まれています。

これらのファイルはLANSA for Linux インストーラーによってインストール時に作成され、インストールのルートディレクトリに置かれます。

環境変数LANSAXROOT が定義されたとすると、LANSA 通信はまずLANSAXROOT が指定したディレクトリにlansa.ini、 listen.dat、lroute.dat があるか確認します。LANSAXROOT が定義されていない、もしくはこれらのファイルが見つからない場合は、次に/etc ディレクトリを確認します。

注: インストーラーはシェルスクリプト {install_root}/x_lansa/bin/setenv.sh を作成し、上級のユーザーがLANSA for Linuxのシェルコマンドプロンプトで必要な環境変数を設定できるようにしています。例えば、 setenv.sh は省略値として LANSAXROOTに {install_root} を設定します。

4.1.1 lansa.ini を使用して、省略値のファイル・ロケーションを変更する

4.1.2 リスナーを構成する

4.1.3 通信エクステンション・テーブルを構成する