手を作ってみよう
[面の生成]コマンドを一切使わず、直方体を基に[面を押し出す]と[ナイフで面を切断]により右手を作っていく方法を紹介します。手なら自分のを見ればいいので資料もいりませんし、見慣れているのでモデリングしやすいですね。

メニュー[パネル][オブジェクトパネル]を開き、[設定]ボタンを押して、曲面制御を「曲面タイプ2」にします。(「Catmull-Clark」でも構いません)

まず始めに、手のひらとなる部分を作成します。
[基本図形]コマンドで、[詳細設定]ボタンを押してダイアログを開き、直方体の分割数をX=4、Y=1、Z=1、Y方向のサイズを50くらいにして、直方体を作成します。
3.四指の作成

図のように面を選択して、メニュー[選択部処理][面を押し出す]で押し出し量を150程度にします。([押出]コマンドでも同様のことが出来ます)


4.指の関節の作成


親指を作成しますが、いきなり手のひらの横の部分を押し出すと付け根が大きくなってしまうので、手のひらを前後に2つに分けておく必要があります。
[ナイフ]コマンドの[ナイフで面を切断]で、図の位置に切り込みを入れます。



6.手首の作成

まず、図のように後ろ側の面4つを選択し、メニュー[選択部処理][面を押し出す]で面を押し出します。

7.仕上げ

また、メニュー[パネル][材質パネル]で材質パネルを開き、[新規]ボタンで2つ材質を作り、[設定]ボタンで色を設定します。そして、[材質]コマンドで面に割り当てます。
最後に、メニュー[オブジェクト][曲面・ミラーのフリーズ]で曲面をポリゴンへ変換し、メニュー[表示][スムージング表示]をチェックすると、図のように非常に綺麗な感じになります。
頂点数1781、面数1760。フリーズ前のものがhand.mqoとして添付されています。