自動ゴミ消し処理をする
ゴミ消し情報(ダストデリートデータ)が付けられるカメラで、撮影した画像にダストデリートデータが付いているときは、そのデータを使ってゴミやホコリを自動的に消すことができます。 対象カメラについては、「Digital Photo Professional 使用説明書」(PDF形式の電子マニュアル)を参照してください。
カメラ本体でのRAW現像処理時に歪曲補正や色収差補正の設定を行った画像には、ダストデリートデータは付いていません。そのため、自動ゴミ消し処理を行うことはできません。
こんなときは
- ゴミ消し画像はいつでも元に戻せる
- ゴミ消しした画像は、ゴミ消しした画像として表示され、印刷することもできます。 ただし、実際に画像上のゴミを消してはいないため、コピースタンプ画面で[元に戻す]ボタンを押すか、「編集をやり直す」の操作を行うと、いつでもゴミ消し前の状態に戻すことができます。
- ゴミ消し具合はコピースタンプ画面で確認する
- ゴミ消し具合は、コピースタンプ画面で確認してください。 他の画面ではゴミ消し前の画像が表示され、ゴミ消し具合を確認することができません。
- ゴミ消し画像の印刷
- ゴミ消しした画像をDPPで印刷すると、ゴミが消された画像が印刷されます。
- [ダストデリートデータ適用]ボタンが押せない
- カメラでダストデリートデータを付けた画像でも、画像上にDPPで消せるゴミがないときは、[ダストデリートデータ適用]ボタンは非表示となり、押すことはできません。
- 自動ゴミ消し処理では消えないゴミを消すには
- 自動ゴミ消し処理は、ダストデリートデータに保存されているゴミやホコリに関する情報を元にゴミが消されます。 そのため、画像に写り込んだゴミやホコリの種類によっては消せないことがあります。 そのときは、リペア機能やコピースタンプ機能を使ってゴミやホコリを個別に消してください。
- 別画像として保存するとゴミ消しした画像になる
- ゴミ消ししたJPEG画像またはTIFF画像を別画像として保存すると、実際にゴミが消された画像になります。 (編集内容を画像に保存する)
コピースタンプ画面の便利な機能
- ゴミ消しした箇所を確認する
- 手順3の後に<Shift> + <F>キーを押すと、ゴミ消し箇所が1 箇所ずつ表示され、ゴミ消しした箇所を詳細に確認することができます。 (<Shift> + <B>キーを押すと1つ前の箇所に戻ります)
- 指定したゴミ消し箇所だけをキャンセルする
- 手順3の後に<Shift> + <F>キー、または<Shift> + <B>キーを押してゴミ消し箇所を表示し、<Shift> + <Del>キーを押すと、表示しているゴミ消し箇所だけをゴミ消し前の状態に戻すことができます。
- 全画面表示/通常画面表示をショートカットキーで切り換える
- <Alt> + <Enter>キーを押して、全画面表示/通常画面表示を切り換えることもできます。
- ゴミ消し結果を別の画像にも適用する
- [コピー]ボタンを押してゴミ消し結果をコピーし、適用したい別の画像を表示して[ペースト]ボタンを押すと、別の画像の同じ位置のゴミを消すことができます。
メイン画面での自動ゴミ消し処理
ダストデリートデータが付いた複数の画像の自動ゴミ消しを、メイン画面で行うことができます。
ダストデリートデータの付いた複数の画像を選んで、メニューの[調整] → [ダストデリートデータ適用]を選ぶ
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選んだすべての画像のゴミやホコリが一括して消されます。
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